大変遅くなってしまいましたが・・・
9月30日(日)の伊原加積さんによる「美味しく楽しむ日本酒講座」のリポートです。
この日は、酒米のお話。
普段私たちが食べるお米(以下、食用米)と、酒造りに使われるお米(以下、酒米)には、どのような違いがあるのでしょうか。
こちらは、酒米の写真です。白い部分が目立ちます。
こちらは、酒米(左)と食用米(右)の写真。
酒米の特徴をいくつか挙げてみると・・・
・稲の背丈が高い
・食用米よりも粒が大きい
・米の中心部にある心白という部分が大きい
・タンパク質や灰分含有量が少ない
酒米と食用米の違いは、簡単に言ってしまえば、「うまみ」にあります。
酒米は、なるべく、うまみ成分がたくさん含まれるように作られています。
いいお酒を醸すためには、
低タンパク、低脂質であることがポイント。
現在、酒米は1万種類もあります。
ただ、そのうち、流通しているのは90種類。
そして、酒米は、全国の水田の2%でしか作られていません。
というのも、背丈が高い稲で、幹が太いことから、倒れやすく、
作るのが難しいのだそうです。
現在は、倒れにくく、幹の太い酒米が開発されているとのこと。
さてさて、試飲の時間。
酒米の違うお酒を飲み比べてみました。なんと、10種類!!
10種類ものお酒をリュックで持ってきてくださる、伊原さんの熱意は
本当にすごいです。
試飲用のミニカップには、お酒の銘柄のラベルが。
こうした、お心遣いが素敵ですね。配布資料も分かりやすい!
試飲したお酒は、以下の酒米から作られたものでした。
・山田錦・・・全国No.1の生産。粘土質で肥沃な土壌での栽培に適している。
・五百万石…昭和32年に新潟県が米生産量五百万石を突破したことを記念して命名。
タンパク質が少ない。
・但馬強力…自然にあった種で、人工交配されていない。背丈が高いため、
生産者を困らせており、一時生産中止に。昔ながらのコクのある味わい。
・美山錦・・・寒さに強い。酒米自体、なかなか北の方で作られてこなかったが、標高の高いところでも
作ることができるようにということで。
・八反錦…広島県で生産。
・雄町…岡山県。偶然見つかった種。生産は難しいが、うまみ成分の広がり方が強い。
お酒を造る側の力量が問われる酒米で、技術がないとなかなか、うまく味を生かせない。
・山田穂…人工交配されていない。山田さんが宇治山田(三重県)から持ち帰って作った。
・短稈渡船…味がシャープで野性味がある。
・吟風…北海道で生産されている。温暖化の影響で、酒米の生産が北に移っているのだそう。
・アケボノ…酒米ではない、普通のお米。(うまみ成分が中央に集まらない)
栽培しやすいが、あまり聞きなれない。食用米なのだが、あまり使われていないが、
スーパーライフで使われているお米はこれ。値段が安い。
酒米からお酒を選んでみるのもいいですね!!
10月28日の講座は、甘口、辛口を目で見る!です。
温度計のような計測器を使った、実験的な回に。こちらも、リポート載せる予定です。



