あけましておめでとうございます。

旧年は本当にありがとうございました。

本年もよろしくお願いいたします。

 

と言っても

旧暦で今も暮らす浜比嘉島は

まだ新年の雰囲気はありません。

 

ご近所のおじぃいわく

普通の日。

 

なんですが、、、

 

 

ーーーーーー 

 

 

 

今日、浜比嘉別邸のご近所さま、

77歳のセツコさんのところへ行ったら、

二番座でちょうど娘さんやお孫さんとムーチー作りの最中でした。

 

 

 

 

 

そう、今日は旧暦十二月一日(地域によって8日)は、

ムーチー(ゲットウの葉で蒸したお餅)の日だったのです。

 

沖縄のあちこちがゲットウの葉を蒸した爽やかなハーブの香りに包まれます。

 

セツコさんちには、ゲットウがクーラーボックスに山盛りに入っていて、

その数なんと200枚! 

え?そんなに作るの?と驚くと

 

「みんなにあげていたら、やー(家)に残るムーチーはないよー」

と笑っていました。

 

「あい、そろそろ、蒸したムーチーができあがるころさ。見て来ようね〜」

と、セツコさんが向かった先は、

屋外にあるシンメー鍋がある調理場。

 

 

 

 

蓋をあけると、ゲットウの香りがあたり一面に広がり、

ムーチーはバッチリふっくら出来上がっていました。

 

 

 

 

 

 

「ムーチーは、健康祈願、子どもの成長祈願が込められている。

みんなの健康を祈りながらムーチーを作って配るのが何より楽しい」

とお仏壇にお供えをするセツコさん。

 

 

 

 

 「福を分け与えることが幸せ」

 なんてすてきなんでしょう。

 

 

実は私、お餅が食べられないので、

いつもお餅大好きな子ども用にお土産に

ありがたく頂戴しています。

 

 

お餅のはいった袋片手に、

離島の路地を歩きながら、

 

「人間という生命体にとって最上級の幸せがここにある。」

そんな風に思いながらの帰路でした。

 

ムーチーの日は、いつも爽やかな香りと共に、

おばぁたちの大きな愛に包まれます

 

 

 

 

 

せつこさん、

いつもありがとうございます。

 

 

 
 


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