1月は影を使ったセッションをやってみました。


壁に映し出されるにんにくやペットボトル、洗濯バサミなどの影は
うさぎや船、オリジナルのキャラクターに変身しました。手元にあるモノが落とす影、これを2D、平面的な絵に落とし込みました。
途中、影作りに専念する子もいれば、影が映っている壁紙に直接釘やリボンを貼付けていく子どもも。
立体から平面へ意識を移す作業はなかなか興味深かったです。
影の輪郭をなぞり紙に表れた線画、これに着彩していきますと、
だんだん違うものに見えてきて、どんどん絵が変わっていきました。
ケムシが新幹線に変わったり、うさぎが住む世界をイメージしたり。
自分の口では説明できない影を作って絵を描き上げた子もいました。
一生懸命、今自分が感じていることをモノにしようと、
感じているままに絵の具を混ぜて塗り、黒っぽくなった色は
けして善し悪しなどジャッジできないものです。
いろんな感情が詰まった色彩に、少なからず私は胸を打たれました。
アートベースではきれいな絵を上手に描くことを主旨としません。絵の具や素材と慣れ親しむこと、
自分の感情をはき出すこと、
自分や他の人の作品を愛でること、
このようなことを一緒に共有できる場でありたいと思います。
3歳児の参加者は皆等身大以上に肥大化された自分の影の輪郭を描きとり大きな自画像を描きました。
一枚の模造紙に向かって、友達と、兄弟と一緒に影を投影して、数人で一枚の作品に取り組む子どもたち、1人でじっくり描く子どもたち、様々なやり方で全く似かよらない作品ができました。
真っ黒な影だったのが鮮やかに画面いっぱいに描きおこされ、どの子も誇らしげに鑑賞していました。
どこまでもスケールの大きな価値観を育んでいきたいです。


