先週の水曜日、ホテル椿山荘のアートギャラリーで「平戸悦山KAKUFUSA展」を見た。取引のあるTyh社の伊藤大輔さんのお誘いがあって出かけた。三川内焼の存在を、伊藤さんから聞いてはいたが、見るのは初めてだった。
三川内は、伊万里の隠れ里のようなところで、実際に、400年以上、伊万里の「工房」としての歴史をもつらしい。だから、その実力は知る人ぞ知るところなのだ。
目に入ってきた嘉久房窯の白磁の器は、息をのむ美しさだった。もともと、白磁も青白磁も昔から好きなやきものだ。それにしても、この純白の魅力はどこから来るのだろう。一見、冷たさにつながるはずの透明感がありながら、透き通った釉薬の奥に、人を惹きつける温もりがある。相矛盾するような二つの性質。いつも、白磁や青磁の器を見た時に感じるその魅力の訳は、そんな性質のせいだろうか? 伊万里の陰に咲いた気品ある名華たち・・・・・・そういう表現をしたくなる器の数々。
窯主の今村均さんとお嬢さんの森下ひとみさんにもその会場でお会いした。今村さんは、どちらかといえば、あたりの柔らかい優しい感じのする人だった。
この三川内焼と今村さんの作品群はもっと広く世に知られていいし、そのための助けになることをしてみたい・・・・・そう思わせる出会いだった。
