二コルはなに人? (その1) | 編集長ブログ

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二コルの講演会をまた東京でやりたいと思い、親しくしている日刊工業新聞に話したら、是非やりましょう、ということになった。マネージメントをしている森田さんと話し、開催日は3月19日(水)にきまった。これから準備をしないといけない。
二コルさんって、なに人なんですか? とよく聞かれる。 イギリス人? カナダ人? いえ、れっきとした日本人ですよ、と答えることもある。彼が日本国籍をとってからもうずいぶん時間がたった。しかし、普通は、ケルト人ですよと答えることにしている。
僕がC・W 二コルの著作権代理人をするようになって、もう10年以上になる。
二コルの故郷、ウエールズは女王陛下のいるイングランドとは違う国といっていいほど、文化も人も違っている。ウェールズの人たちは、昔から、イングランドにいるアングロサクソン人と同化することを拒み続けてきた誇り高いケルト人だ。
宗教も、アングロサクソンの人たちがキリスト教を奉じているのに対して、ケルト人は古来から森や海に神がいると信じる多神教の人たちだし、言葉は、いまでもケルト語を話す。独特のケルト文化を今日に至るまで守り続けているのだ。二コルは、強烈にケルト人としてのアイデンティティを持ち続けている。
まあ、それでも、13世紀にイングランドの支配を受けてからは、英国の皇太子が「プリンス・オブ・ウエールズ」を名乗るようになり、いまは、英国皇室との関係は決して悪くない。二コルもエリザベス女王から「大英勲章」をもらった時にはとても喜んだし、5年前にチャールス皇太子がカミラ夫人をともなって再来日されたときは、皇太子はわざわざ長野黒姫に二コルを訪ね、アファンの森を一緒に散策した。この時も、二コルはとても喜び、「プリンス・オブ・ウエールズ」を彼流の仕方で神経こまやかにおもてなししたのだった。(この項、続く)