酒とお絵描きの日々/たけなかアトリエ -4ページ目

コロナの割に運がいい

世の中は新型コロナウイルス騒動で大変です。
年があけた頃にはまさか世界中がこんなことになるなんて想像もしていませんでした。
それがあれよあれよという間に都市封鎖だの緊急事態だので経済も見通しがつかないほど。

起きたことは仕方がないので、これからいかにウイルスやその影響から身を守るのかを考えなければいけませんね。

さて、そんな中、振り返ってみるとコロナ騒動においてはかなり運が良かったと思うことがいくつもありました。

実は昨年、ここのところ毎年発注いただいていたお仕事のうち大きなものが二つなくなりました。
私の絵がどうこうというのではなく、一つは窓口の会社の対応がきっかけで仕事を失った模様。
もう一つも、公的機関からの発注だったので持ち回りがルールとのことでよそに。
それだけでなく別のお客様もちょうど長期の仕事の端境で発注があまりない時期が重なりました。

自営業なので毎年の仕事に波があるとはいえ、これまでにないピンチです。
さてどうするか? というので前から懸案だった事務所を自宅へ移して固定費削減を早急に進めました。
(こんなことがなければ、めんどくさがりの私はきっとずるずると同じ生活をしていたでしょう)

自宅で仕事をし始めて約半年でコロナ騒ぎ。
もし、これまでのように別に事務所を借りていたら毎日通勤しなければならずかなりリスクのある日々を送っていたはず。

そう思うと、昨年のあのピンチは、実は移転を促すためにご先祖様のおはからいだったんじゃないかと思えてきました。

しかも移転したとたん、大きなお仕事の依頼がいくつも重なりました。
どれもお世話になった相手なので、締め切り時期が重なってはいましたがお受けすることにしました。

改めて予定を組むと結構厳しいスケジュールでこれはまずいなぁと思える状況です。
(本当は今もこんなブログ書いてる暇はないくらいだけど備忘録として…)

ところが今度のコロナで、発注いただいたお相手もいろいろ滞ったようで締め切りの時期を伸ばしてもらえました。

あとは、私自身がウイルス感染せずにコツコツと製作するだけです。

とはいえ世界の経済が全体的にしぼむのは確実で、しばらくすればこちらにもいろいろ影響が出てくるでしょうが、とりあえず今の所私はとても運がいい状況だということで落ち着いていられます。
皇居に勤労奉仕に行ったことも幸いしたのかもしれませんね。

ご先祖様と私を支えてくださるたくさんの方々、家族や友人、そして御皇室と日本の神様に感謝感謝です。

正月に実家を訪ねて

初春のことほぎせむと父母を訪ふけふは空清みわたる

新年の挨拶すれば父母と語らふ間なくも会へばうれしき

健やかに新年迎ふ父母を訪ね来たりて心安らぐ

老ひてなほひるげ作ると御厨に立ちたる母の背に手を合わす

令和元年ももうすぐ終わり

今夜はクリスマスイブですが、子供達も皆家を出た我が家では何事もないどころか、私は忘年会に誘われて妻を残して今夜も夜の街へ。
遠方に住む娘から美味しそうなワインが届いたので週末にちょっと遅れたクリスマスでもしましょうか。

今年は出会いと別れも多く、令和になったと同時にずっと借りていた桜坂の事務所をたたんで自宅で仕事をするようにしたり、長く続けてきたソフトボールもやめたり、大きく変化した年になりました。

仕事でも新しい出会いや展開がたくさんあって、来年も楽しい年になりそうな予感です。

今年一番の出会いは孫と出会えたことですね。
3月に生まれた初孫似合うため浜松に行ったり、秋にはその孫を連れて両親の住む小倉まで顔を見せに来てくれたり、未来を感じてとても嬉しい出来事でした。

この孫の成長を一緒に見ていて欲しいので、両親にはいつまでも長生きして欲しいと強く思いました。

父母を訪ふ用をさまざまに作りて会はむ年老ひませば
帰りぎは送り出でます父母はあゆみ弱りて立ち去りがたし
誰にでも笑顔で応える我が孫の目は生き生きと輝いてをり