ある夜、
怪物が少年と
その母親の住む家に現れた
それはイチイの木の姿をしていた。
「わたしが三つの物語を語り終えたら、
今度はおまえが四つめの物語を
わたしに話すのだ。
おまえはかならず話す・・・・・・
そのためにこのわたしを呼んだのだから」
嘘と真実を同時に信じた少年は、
なぜ怪物に物語を話さなけれ
ばならなかったのか・・・・・・
(本書より抜粋)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120413/13/art-shimorie/aa/da/j/o0480062411913257205.jpg?caw=800)
久々にすばらしい本と出会いました。自ら隠しておきたかった、心の奥底にある感情をえぐられます。イラストレーションもすばらしく物語の世界感を見事に表現しています。本書は児童書ですが、子供から大人まですべての人が読む価値のある名著です。
怪物はささやく
A MONSTER CALLS
パトリック・ネス著 シヴォーン・ダウト原案 池田真紀子訳 ジム・ケイ画
あすなろ書房
A Monster Calls Book Trailer → http://youtu.be/iEX5g6c7ueE
絵画教室 下落合アトリエ
講師 村尾 成律
http://www.shimorie.com