親愛なる皆さまへ
お彼岸も近づいていましたね。
秋のお彼岸、2023年は、9月20日(水)~9月26日(火)です。
天災や震災、ご病気で他界される人々が
安らかでありますことを祈り、
心も世界も心地よく平和であることを願います。
お彼岸は、他界された方が笑顔になるような
お話が親族できたらと願います。
心の中でその方々が生き続けています。
日々、色々なことに追われて過ごしていますが
お彼岸の機会に集まることで
他界された方から広がる人達の絆を感じ
共にこの世界で歩んでいることを感じ、
分かち合う気持ちが広がればと願います。
今日は、お彼岸について
☆日本の仏教では、
「此岸(しがん)」と「彼岸(ひがん)」という概念があります。
1・東
此岸(しがん)は、こちら岸になります。
欲や煩悩にまみれた世界が、現実に生きている私たちの世界です。
2・西
彼岸(ひがん)は、向こう岸になります。
他界された方々が住む世界になります。
仏の住むお浄土の世界(悟りの世界、あの世)
☆お彼岸とは、二十四節気の第4番目にあたる「春分」と、
第16番目にあたる「秋分」をそれぞれ中日(ちゅうにち)とし、
前後3日間を合わせた7日間を指す言葉です。
☆春分の日を中日とする7日間を「春彼岸」、
秋分の日を中日とする7日間を「秋彼岸」といいます。
☆お彼岸の語源は、古代インドなどで使われた
サンスクリット語の「パーラミター(波羅蜜多)」を漢訳した
「到彼岸(とうひがん)」にあるといわれています。
サンスクリット語のパーラミターには、
「完成する」、「成就する」といった意味があり、
仏教の世界では迷いや煩悩から解き放たれて
悟りの境地へ至ることを意味します。
この悟りの境地を「極楽浄土」といい、
死後には極楽浄土へ行くことができると考えられています。
☆極楽浄土は西にあり、
1年のうちで昼と夜の長さが同じになる春分、
秋分は太陽が真東から昇り、真西に沈むことから、
西方にある極楽浄土への思いを込めて
沈みゆく太陽を拝んだのがお彼岸の始まりとされています。
☆お供えする食べ物やお花
春彼岸では「ぼたもち」、秋彼岸では「おはぎ」をお供えします。
春に咲く「牡丹」を見立て、こしあんを使った丸い形状のものを「ぼたもち」、
秋に咲く「萩」を見立て、粒あんを使った俵型のものを「おはぎ」と呼びます。
現在ではその区別は曖昧で、地域による定義の違いもあるため、
どちらも同じ食べ物と思っておっても良いですし、
大切なのは心があることだと感じます。
お花については、
春は「マーガレット」や「牡丹」
秋には「菊」や「リンドウ」
これも、どのお花でもお気持ちが大切だと感じます。
最後に、何も用意をしなくとも
心の声を思い出を浮かべるだけでも、気持ちは届くと感じます。