高血圧は頭痛や肩こり、めまい、耳鳴り、動悸などを起こします。
 
高血圧は、原因のわからない本態性高血圧と、原因がはっきりわかっている二次性高血圧の二つに分けられます。
 
本態性高血圧は、原因のはっきりしない高血圧症で、約9割の患者が本態性高血圧と診断されています。血圧を上げるいくつかの要因が複雑にからみあって発症します。
血圧を上昇させる要因には、大きく分けて遺伝的素因と環境因子に分けることができます。
遺伝的素因は、高血圧症になる体質は、遺伝すると考えられています。
環境因子は、食塩のとりすぎ、肥満、飲酒、運動不足、精神的ストレス、喫煙などが血圧を上げる要因となります。
 
二次性高血圧は、高血圧の原因になっている病気等がはっきりしているもので、高血圧は、その病気の一つの症状として出てくるものです。原因となる病気としては、腎性、内分泌性、血管性、薬物によるものなどがあげられます。
 
高血圧の改善
 
1 食塩を減らしましょう
食塩のとりすぎは、血圧を上げる大きな要因です。献立・調理法・食品の選び方の工夫をし、減塩を心がけましょう。(加工食品に含まれる食塩も合わせて一日に6g未満としますが、個人差がありますので、どの程度に制限すればよいかは、必ず主治医に確認してください。)
干物などの塩蔵品や漬物・佃煮など、食塩を多く含む加工食品は控えましょう。
煮物や汁物などは、天然のだしをきかせましょう。
レモン・酢などの酸味やしいたけ・のりなどの風味がある食品を利用すると、うす味でもおいしく食べることができます。
めん類のつゆは、飲まないようにしましょう。
食卓で使うしょうゆやソースなどの調味料は、使いすぎないようにしましょう。
煮物などは、甘さをおさえると食塩も控えられます。
 
2 エネルギーをとりすぎないようにしましょう
肥満は血圧の上昇に影響します。穀類・菓子及び嗜好飲料などの糖分や、揚げ物・調理油などの油脂のとりすぎによる、エネルギーの過剰摂取に注意しましょう。 
また、早食いはエネルギーのとりすぎにつながります。よく噛んでゆっくり食べるよう心がけましょう。
 
3 栄養のバランスを考えて3食規則正しく食べましょう
毎食「主食・主菜・副菜」をそろえるよう心がけることで、栄養のバランスを保ちましょう。
主食(炭水化物を多く含む食品)
主食(ご飯、パン、めん類など)は、量を決めて毎食食べましょう。
主菜(良質たんぱく質を多く含む食品)
たんぱく質は血管を丈夫にします。
魚・脂肪の少ない肉・卵・豆腐などの良質のたんぱく源を毎食一品以上食べましょう。
副菜(ビタミン・ミネラル・食物繊維を多く含む食品)
新鮮な野菜・果物には、ビタミン・ミネラル・食物繊維がたくさん含まれています。中でもカリウムは、余分なナトリウムを尿中に排泄し、血圧を下げるのに効果があるので十分にとりましょう。食物繊維は便秘の予防にも効果があります。
ただし、血糖値や中性脂肪値が高い場合には、果物は取りすぎないようにしましょう。 また、腎臓病等でカリウムを制限する必要がある方も注意が必要です。
 
4 動物性脂肪をひかえ、植物性脂肪を適量に
動物性脂肪(バター・肉の脂身など)は、血液中のコレステロールを増やし、植物性脂肪や魚油(イワシ、さんま)などには減らす働きがあります。脂質異常症を予防するために、油脂類のとり方にも注意をしましょう。
 
5 アルコール飲料は医師に相談を
アルコールは血管を広げる働きがあり、飲酒直後には血圧を低下させますが、飲みすぎると逆に血圧を上昇させる働きがあります。また、エネルギーのとりすぎにもつながり、肥満を助長させることにもなります。飲酒については医師に相談しましょう。
 
6 外食を利用する場合は、食塩や栄養のバランスを考えて選びましょう。
一般的に外食は食塩が多くエネルギー量も高い反面、野菜が不足しがちなので、できれば控えたいところです。外食をするときは、食塩とエネルギーのとりすぎに気をつけることが重要です。
めん類のつゆや味噌汁、スープなどは、飲まないようにしましょう。
味付けご飯(ピラフ、チャーハン、炊き込みご飯など)や、カレーライスは食塩の量が多いので控えましょう。
漬物は残し、しょうゆやソースなどつけたりかけたりする調味料は控えましょう。
 
7 急激な温度差に注意しましょう
急激な温度変化は、血圧の上昇をもたらします。外出や入浴の際など、なるべく温度差をなくすよう心がけましょう。寒いと血管が収縮して血圧が上がるので、特に冬の血圧管理には注意が必要です。
 
8定期的に血圧測定をしましょう
 
9薬を医師に処方されている場合、勝手に中断することはやめましょう
 
 
ドテラのアロマオイルで改善
(医療用アロマですが、医薬品ではありません。個人差もあります。)
 
レシピ(お風呂で)
週に2回、夕方、ぬるめのお風呂
ドテラのイランイランとマジョラムのオイルを3滴づつお湯に入れ、
よくかき混ぜてから入浴する。寝る前は避けてください。
 
レシピ(お部屋に)
イランイランをディフューザーで噴霧する。
 
レシピ―(フットに)
イランイランを足の裏に塗る。
イランイランを塗る前に、バランス(アースリズム)を塗布することをお勧めします。
(バランスは、体内の気の流れをスムーズにしてくれます。)
 
レシピ(体内に)
入浴後、毎朝、レモンを水に2~3滴入れて飲む。
レモンは血圧を上げたり下げたりするお手伝いをしてくれるようです。
 
レシピ(ボディ)
入浴して身体をよく温めてから
イランイラン10滴:マジョラム5滴:サイプレス5滴:ココナッツオイル大匙2(30ml)よく混ぜ合せたものを、胸の部分に塗る。左の足の裏、左の手の反射ツボに塗布する。
 
レシピ(お部屋・体内に)
ラベンダー、マージョラム、ユーカリ、イランイラン、サイプレス
などのオイルで全身をマッサージしたり、空気中に拡散させて吸入するか、
カプセルで内服するといいそうです。
マッサージなど 手間がかかるのであれば、お風呂に数滴たらして入浴してもいいようです。
 
ローズマリー、タイム、ペパーミントなどは慎重に使用してください。

 

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