前回まで、大学の夏のスクーリングの楽しかったことを書いてきましたが。

卒業するまでにあと40単位必要です。卒論もあり、あと1000時間程度はかかることでしょう。
残された時間と体力、気力を考え、卒業は断念し大学に退学届けを提出してしまったのです。

学士入学で慶應大学の文学部に入学した時は、
3、4年で卒業できると甘く考えていました。
自分の能力を過信していました。
富士山の5号目位まで車で行って、頂上まで軽々と行けるだろうくらいにです。

そもそも他の大学を卒業しているのに、慶應大学に通信で学びたかった理由は、文学部への憧れからでした。
中学生の時から詩を書いたりして文学少女と言われていました。しかし女の子は手に職があった方がいいとのことで薬科大学に進みました。

文学とはかけ離れた世界で、想像以上の苦行をして卒業や資格を得たものの、心のどこかに文学部への未練があったようです。
入学した年にコロナが流行り出し、スクーリングは全てオンラインでした。コロナを意識しながらの生活の中で、時折、無気力になりながはも80単位まで取得しました。

英語I II III VII リーディング
宗教学 心理学特殊 図書館情報学 音楽史 社会学特殊 史学概論 地理学 II 
イギリス文学研究I ロシア文学 フランス文学概説 国文学 近代日本文学 日米比較文化論
イギリス文学 フランス文学

そして、今年の夏、初めて歴史のある慶應大学の校舎で、国文学のスクーリングを受講できました。
もうこれで満足してしまいました。

頑張ったので送られてきた成績表で国文学が「A」だったのを見た時は嬉しかったです。

いろんな考え方があると思います。
「やり始めたことは最後までやり遂げることが大切」
「がんばるだけではいけない。結果をださなければ意味がない」

ですが、こんな考えもあると思います。
「やらないより、知らないより、やってみて知った方がいい。体験してみることが大切」
「結果よりその過程が大切」
という考えもあると思います。

「引き返す勇気、方向を変えるのも勇気」?

大学の通信の文学部で学んだことは、良い経験になり、なにかしら実になっているのではないかと思っています。