リスクがゼロで、開業できるはずがあり得ません。
それができるとしたら、その人は予言者でしょう。
しかし、ローリスクで開業することはできます。
【1】許容損失の原則
サラス・D・サラスバシという認知科学者は、
起業を何度も成功させている人を学術的に分析し、
エフェクチュエーションという思考体系を見つけました。
この中の1つが、「許容損失の原則」です。
これは、簡単に言えば、自分が取りうるリスクの限界を決めておくこと。
何を、どこまで失っても問題ないかを、先に決めておくこと。
簡単に言うと、ダメでもOKと思えることだけをする、ということです。
【2】自分が取りうるリスクを決める
自分が取りうるリスクを取る。
この時点で、リスクはゼロではありません。
しかし、そのリスクを許容しうるので、
行動を起こすことができるのです。
この考え方が、独立起業には必須です。
なぜなら、独立起業するというのは、
このようなリスクテイキングの連続だからです。
【3】自分が取りうるリスクも取れないなら、独立なんて無理
厳しいことを言いますが、
「自分が取りうるリスク」も取れないなら、独立は無理です。
私は、リスクを取れないなら独立は無理とは言っていません。
ダメでもOKだと思える範囲内のリスクも取れないとしたら、
それは独立は無理だということです。
そのような人がいるのかと言えば、
めちゃくちゃ大勢います。
【4】行政書士の責任は大きいですよ
そもそも、行政書士は大きな責任を負います。
その意味で、ものすごくリスキーな職業です。
ですから、自分が取りうる範囲のリスクも取れないなら、
開業はできません。
【5/5】日々から適切なリスクテイキングを練習する
たとえば、独立開業に向けて情報収集をしていると、
無料モニターとかありますよね。
自分が興味があるなら、ぜひ申し込んでみてくださいね。
そういうところから、練習が始まっているんです。
大体の場合は、ものすごく丁寧にしてくれますよ。
モニターということは、最終的にはお客様の声がほしいのですから、
絶対に成功させたいと思っているもんです。
ゴール達成のために、自分が取りうるリスクは
どんどんとってください。
適切に、リスクを取る練習は、
今後のあなたに必ず役立ちます。