私達、専門家にとって、
もっとも大切なことは、人を人として扱うことです。
当たり前ですが、人は物ではありません。
物のように扱われて、嬉しい人はいません。
なぜこんな当たり前のことを言うかと言えば、
ビジネスを始めたとたんに、
人を物のように扱う人が多いからです。
言葉ではよいことを言っていても、
本心が人をお金としてみていなかったら、
それは必ず伝わります。
ビジネスとして、
商品・サービスを購入してもらいたいと思うのは、
もちろん悪いことではありません。
利益については、考えざるを得ないからです。
利益は必要だからこそ出すべきものであって、
追求すべきものではないということです。
私達、行政書士という専門家には
社会的な役割が与えられ、独占しています。
その役割を果たし続けるには利益が必要だからこそ、
適正な対価をいただくのです。
ただ、利益を出し続けるには、
もちろん、ビジネスとしてのプロになる必要もあります。
そうしたときに、利益のみを中心と考え出すと、
私が「ゼロブログ」というものを書く人が出てきます。
「~しなくても、私のような生活が送れますよ」と言っているだけのブログです。
情報量がゼロだから、ゼロブログです。
実際に、そういうブログのほうが申込率は高くなります。
その理由は単純で、人の感情を刺激しやすいからです。
しかし、それは人をまるで物のように扱っていて、
私は好きにはなれません。
もちろん、私も心理学的手法は使いますが、
それは、商品・サービスが持っている価値を伝えるためであって、
心理トリックで人を動かすことがメインではないのです。
ここも結局は、目的-手段の関係なのですが、
人を動かすことを目的として、心理学的知識をを使うのか、
価値を伝えることを目的として、心理学的知識を使うのか、
同じ道具的な使い方をしても、目的によって違うでしょう。
今から開業される方には、
人を人として扱う、ビジネスであっても相手は人だと言うことを、
ぜひ忘れずにいてほしいと思います。
同時に、私達が担う社会的責任を果たすためには、
ビジネスのプロでもある必要がある、という認識をもっていただきたいです。
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もちろん、これも私のビジネスの1つですが、
しっかりと有益な情報はお出ししている自負はありますよ。
