開業準備というのは、
事務所の用意をすることではありません。
業務用の電話番号を取ることでも、
HPを作ることでもありません。
プリンターを購入することでもありませんし、
専門書を買いこむことでもありません。
見込み客を集めることです。
集客であり、もっと正しく言えばマーケティングです。
セールスしなくても、あなたに依頼したいという人が、
来るためのフローを作ることです。
あなたが社会において、
もっとも高い価値を提供できる役割を見つけることです。
他のことは全部後回しでいいのです。
行政書士試験に合格している人なら、
依頼を受けてから勉強しても、
最低限度の実務はできるようになります。
そもそも、実務がまったくできないような業務を、
主要業務に選ぶのが間違っています。
独立するときの最大のリスクとは、
損害賠償をされるリスクではなくて、
顧客がいないリスクです。
そもそも、損害賠償されるリスクと言うのは、
顧客がいなければ出てこないものです。
損害賠償されないようにするのは、
顧客から依頼を受けたあとに考えればよいことです。
ですから、まずは顧客がいる状態にしましょう。
そうすれば、あなたは安心して独立開業できます。
業務についての勉強についても、本気度が増します。
独立について、家族に反対もされないでしょう。
法律を堂々と無視する会社ともおさらばできます。
対等な関係で、顧客と向き合うことができ、
かつ感謝もしてもらえます。
本当に必要な道具が何かもわかります。
まずはマーケティングを身に付けましょう。
