行政書士資格者に、最小リスクで独立・開業する方法を教える
行政書士・独立開業コーチの三國雅洋です。
今回は、簡単に最小リスクでの独立開業に向けた
簡単な理論的なまとめです。
まず、独立開業というのは、
かなりのリスクが大きい出来事だということを確認しましょう。
リスクが大きいというのは、
許容損失を超えるということです。
かりに独立開業が失敗しても、
何も問題ないということはないでしょう。
そのような貴族的な立場にいる人以外は、
しっかりとリスク管理を行う必要があります。
では、開業を諦めるべきでしょうか。
そうではありません。
自分が許容できる範囲内でのリスクをとって、
着々と行動を起こしていけばよいのです。
そのための方法論として、
私がおすすめするのが副業での開業開始です。
そして、副業で安定収入が得られるようになってから、
勤務しながらでは、これ以上の売上を得られないと感じたら、
独立開業をするのです。
では、そのためには何をすべきかといえば、
顧客に購買動機を作り出すこと、です。
「なぜ、あなたから、この商品・サービスを購入しなければならないのか」という質問に、
応えられるようにすることです。
もちろん、現時点では、まず商品・サービスがありません。
ですから、商品・サービスの設計を行う必要があります。
商品・サービスの設計を行うに当たって、
最初に考えるべきは、
バリュー・プロポジションです。
これは、
「あなたが提供できる価値のうち、顧客が望んでいて、他者が提供できないもの」
のことを言います。
これは、先ほどの質問の、
なぜあなたから購入しなければならないのかに、対する答えを作るものです。
つまり、「あなたが望む価値を提供できるのは、私だけだから」ということです。
次に、そのバリュープロポジションの中で、
商品設計を行います。
それは、当然にこの商品を購入するべき理由を、作り出すものです。
基本的には、ここは試行錯誤です。
顧客対象を設定し、その顧客対象の抱える悩みをピックアップし、
それを、バリュー・プロポジションの中で解決できるかどうかを考える、
という試行錯誤です。
そして、その試行錯誤を経て商品設計を行い、
それの商品を、顧客に届けるための段階に入ります。
一般的には、このようなことをして、初めて顧客になってもらえるのです。
あなたの人間的な魅力がすごくて、
何もしなくても友達が勝手に増えてくる、
あなたの応援者が増えてくる人なら、
このようなことをしなくても大丈夫です。
でも、そうでないなら、
しっかりと考えて、
しっかりとリスク対策を行いましょう。
そして、顧客に対して、質の高いサービスを提供しましょう。