サラス・D・サラスバシという
連続起業家の思考法を学術的に調べた教授がいます。
何度も起業を成功させている人は、
どのような思考法をとっているのかを調べたのです。
その結果、5つの原則があることがわかりました。
そのうちの1つが「許容損失の原則」です。
これは、何か行動を起こそうとする都度、
自分が許容できる損失について考えるという習性です。
開業をしようと考えるなら、
先に、何をどこまで費やしても許容できるのかを考えます。
たとえば、預貯金残高が○円になったら、
会社勤めに戻ると決めるのです。
これは、たとえば10万円だけをもってカジノに入るようなものです。
10万円までは失ってもよいと先に決めることで、
大失敗をすることを防ぐのです。
新しい仕事を受ける時も同じです。
最悪の時代を想定して、それでも大丈夫だと思うときだけ受けるようにする。
そうすることで、適切にリスクを取りながら、
挑戦し続けることができます。
許容損失の原則は、必ず身に付けましょう。
新しいことに挑戦するときに、
最初に何をどこまで失っても良いかを考えるのです。
このように積極的に後ろ向きになることが、
適切なリスクをとって挑戦することにつながるのです。