行政書士資格者に、最小リスクで独立・開業する方法を教える
行政書士・独立開業コーチの三國雅洋です。
行政書士の独立開業で、一番最初に考えるべきは、
バリュー・プロポジションです。
バリュー・プロポジションとは、
「自社が提供できて、他社は提供できない、顧客が望んでいる価値」のことです。
このバリュープロポジションの発見が、
独立開業をする出発点です。
バリュー・プロポジションでは、価値を3つの側面から見ます。
1 自社が提供できる価値は何か?
2 他者が提供できる価値は何か?
3 顧客が望んでいる価値は何か?
これにより、
「他社は提供できないけれど、自社は提供できる、顧客が望んでいる価値」が、
分かります。
このような価値を提供すると、
顧客は「これを待っていた!」と言ってくれるでしょう。
どれか1つが欠けても、足りません。
最近、リアル書店で、
本の中身を読めないようにする店が増えました。
しかし、これは
リアル書店のバリュー・プロポジションから外れた施策です。
リアル書店のバリュー・プロポジションを考えてみましょう。
1 リアル書店が提供できる価値は何か?
2 ネット書店が提供できる価値は何か?
3 顧客が望んでいる価値は何か?
リアル書店が提供できる価値としては、さまざまなものがあります。
たとえば、次のようなものがあるでしょう。
・おすすめ本の紹介
・話題の本の紹介
・本の中身をすぐに確認できること
この中で、本の中身をすぐに確認できることについては、
電子書籍はまだまだです。
実物の本をめくるのと、
電子書籍で本をめくるのでは、
圧倒的なスピードの差があります。
ですから、リアル書店で本を読めないようにするのは、
わざわざ自分達にしか提供できない強みを捨てるようなものです。
こういう失敗をしないためにも、
バリュー・プロポジションを意識しましょう。
「自社が提供できて、他社は提供できない、顧客が望んでいる価値」を探すのです。