砂漠と水
オンボロバス、(こういっちゃ失礼だが、本当だからしょうがない)に乗ってシルクロードを行き、サマルカンドに向かった。ガタガタ前後左右上下に揺られて行き、途中の集落でバスは休憩。リンゴ売りの小母さんがいたので、降りると、周辺はリンゴの香りでいっぱい。まず一個買って食べてみた。日本のリンゴより小ぶりだが味はとても
旨い!それに香りが身体に浸み込んでくるほど強かった。鞄に入るだけ買った。
オアシスに行けば水はあるが、国道に点在する集落にはポンプ一台だけ。ポンプの周りに若者が集まっていたので、「こんにちは」とウズベキ語で挨拶すると、連中は喜んで寄ってきた。「日本人?」どうやら珍しい人間のようだ。そうだろうな、こんな砂漠の僻地に日本人が来るはずがない。