絵画ファンの皆さま、こんにちは!

作品のジャンルとして大きく人物画と風景画に分けられると思いますが、
その中でも「実際に存在するものを見たまんまに描いたもの」と
「理想を描いたもの」に分けられます。


例えば風景画でも、戸外でデッサンしてそのまま仕上げたものと、
戸外でデッサンしてそれが下描きとなって、そこに理想を描き加えたもの、
全くの理想の風景を描いたもの、と分ける事が出来ます。

私たちが風景画として見ていた作品も、実は実際の風景ではないものが
描かれていたのかもしれません

一例を挙げてみましょう。

モントフォンテーヌの思い出 コロー
カミーユ・コローモントフォンテーヌの想い出
制作年:1864年
原画サイズ:89×65cm
所蔵:ルーヴル美術館

この作品は現実にいかにも存在しそうな風景画ですが、実はコローの理想の世界を描いたものです。
実際に存在しそうな森の様子を描いた作品ですよね〜



それに反して、この次に来る新世代の「印象派」たちの作品は、
みたまんまを描く!ことをモットーにしています。
理想の世界ではなく、戸外でのデッサンを重視しました。


日傘をさす女 モネ
クロード・モネ日傘をさす女妻カミーユver.)】
制作年:1875年
所蔵:ワシントン・ナショナル・ギャラリー
原画サイズ:100×81cm

見たまんまを描いた印象派の作品。
その一刻の様子を描き逃すまいと、絵の具をキャンバスに重ねて乗せていくようになりました。


皆さまは、どちらの世界感がお好きでしょうか。
写実主義印象派では画風が全く違いますが、理想を描き込んででもきっちりと細部まで描ききったコローの作品か、もしくは見たまんまを描いた印象派の作品か。

好みによりますね!

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