絵画ファンの皆さま、こんにちは!
今日はルノワールのでは無く、その妻”アリーヌ”に迫ってみたいと思います。

「画家の理想の妻ランキング」があれば、1位2位を争うであろうであろうアリーヌ。
ルノワールも大絶賛の妻アリーヌ。
なにがそんなに素晴らしかったのか、見ていきましょう!

アリーヌ・シャリゴの肖像
ルノアールアリーヌ・シャリゴの肖像
↑ルノワールの妻

制作年:1885年
原画サイズ:65.4×54cm 
所蔵:フィラデルフィア美術館



ルノアール38歳のとき、ルノワールとアリーヌは出会いました。
当時アリーヌは20歳という若さ。
モデルになってくれないか?というくどき文句で交際スタート。

そこから長い長い交際期間があり、ようやく1890年ルノワールが49歳のときに結婚しました。
結婚は遅かったのですが、それより前に長男を出産していますし、モデルにも多用していますので
実質結婚していたようなものです。

ルノアールは妻に、ガツガツ仕事をしているような知的な女性を求めていませんでした。
アリーヌは田舎出身の女性で、体型も豊満な感じ。
知的でシュっとした女性とは正反対のような女性です。

それよりも家のことをキチンとするような専業主婦タイプが好みだったようです。
アリーヌは画家ルノワールを支えるために、アトリエの掃除をしたり
床を磨いたりという家事をきちんとこなしたそうです。

それ以外にも、ルノワールが仕事に専念しやすいように画材をキレイに整えたり
静物画を描くときはそのモデルとなる花を準備したりもしたそうです。

ルノワールが働いている間も常にそばにいて、家事をしたり編み物をしていたそうです。
たまに一緒に遊んだりもしていたと言います。

子供も3人もうけ育てました。
ルノワールとアリーヌの子はそれぞれ出世し、
長男は俳優、次男は映画監督、3男は陶芸家になったそうです。


田舎のダンス ルノワール
ルノアール田舎のダンス
制作年:1883年
原画サイズ:80 cm × 90 cm
所蔵:オルセー美術館
妻アリーヌをモデルにして描かれた作品。
都会のダンス」と対になっている作品ですが、都会のダンスの方のモデルはシュザンヌです。




1915年、アリーヌは先に亡くなってしまいます。
結婚生活は25年続きました。
アリーヌが亡くなったとき、ルノワールは泣きながらお花の絵を描いたと言います。
アリーヌは花のように美しかった。
豊満な体が美しいと思っていたルノワール。
アリーヌはその理想を叶えた人でした。

なんだか理想の夫婦ですよね。
でもそれを演出したのはアリーヌのおかげ。
アリーヌがしっかりと支えたおかげでルノワールは絵画制作に専念出来たのかもしれません。

アリーヌの妻としての素晴らしさはもちろんのこと、
もしかするとルノワールの夫としての素晴らしさもあり
理想の夫婦が出来上がったのかもしれません。

羨ましい話ですね〜




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