絵画ファンの皆さま、こんにちは!
今日はゴーギャンのパクリ疑惑の解明です。

画家ゴーギャンセザンヌは一時期とても仲が良かったものの、
ゴーギャンがセザンヌの作品をパクったという疑惑が浮上し
仲違いしてしまいました。

セザンヌが「オレの作風をパクっただろ!?」と訴えたことからですが、
ゴーギャンにしてみれば「え!?なんのこと」状態だったようです。

元々、ゴーギャンは画家ピサロと仲良くなりました。
ピサロは印象派の中でもお父さん的な存在でしたから、どの画家とも仲良くしていました。
気性の荒いゴーギャンとも仲良く出来たのはさすがピサロお父さん。
ピサロからも絵画の影響を受け、作品に取り入れていました。

その後、ゴーギャンが仲良くする対象がセザンヌへと移っていきました。
仲良くしていた二人の画家。デッサンを一緒にしていたこともあります。
だからこそゴーギャンはセザンヌの作風に似て来るのです。

そもそもゴーギャンは、良い画家の良い作品を見て取り入れて学ぶというスタンス。
後輩でも先輩でも優れた画家の優れた部分は取り入れる。
見て、良いと思ったものは自分の作品に取り入れるのです。
ですので一緒に活動していた画家の作風と徐々に似てくるのも仕方ありません。

そんなゴーギャン。1886年から作風もガラッと変わってしまいますので、それより前にセザンヌとともに描いた作品が”パクリ疑惑”が出ている作品です。
それでは実際に作品を見て頂きましょう。
ラヴィルの横顔のある静物

ポール・ゴーギャン【ラヴァルの横顔のある静物】
制作年;1886年
サイズ:46 x 38cm
所蔵:インディアナポリス美術館

続いてポール・セザンヌの作品を見てみましょう。

セザンヌ りんごとオレンジ
ポール・セザンヌりんごとオレンジ
制作年:1899年
原画サイズ:74×93cm
所蔵:オルセー美術館

いかがでしたでしょうか。
作風は似ていますか?
良い物は積極的に取り入れる、というゴーギャンのスタンスは個人的には好きです。
セザンヌも頑固な性格ですし、ゴーギャンも個性的なので
仲違いしてしまうのも仕方なかったのかもしれませんね。

☆o。:・;;.。:*・☆o。:・;;.。:*・☆o。:・;;.。:*

あなたの手の届くところに、肉筆複製画《アート名画館》

アート名画館 http://meiga.shop-pro.jp/
楽天店 http://www.rakuten.co.jp/art-meigakan/
Yahoo店 http://store.shopping.yahoo.co.jp/art-meigakan/
ポンパレ店 http://store.ponparemall.com/art-meigakan

Facebookページできました! https://www.facebook.com/artmeigakan/

★★・‥…―━━━―…‥