数年前、熱海に行ったときのブログ記事を整理していて、

建築家・柳澤孝彦氏の名前に目が留まりました。

(熱海MOA美術館設計者としてその名を参照。)

そういえば、芸大美術館で大吉原展を見た後、勢いで

吉原跡地を見物し、その際時間がなくて立ち寄れなかった一葉記念館に

後日足を運んだことを思い出しました。

 

その一葉記念館こそ、同じく柳澤孝彦氏の設計です。

現代美術館、MOA、オペラシティなど、他の柳澤作品に比べると地味。

場所柄、記念館の性質柄、細長い区画上でも、あれこれいじるのが

適当とも思えないので、一葉記念館にぴったり、、と思いつつも

やはり地味で建物の印象が残りません。

(以前一度訪問済みなのだけど。)

 

 

 

真正面から見ると、モダンな下町の長屋風?と見えなくもありません。

向かいが公園なので、木々もあり、全体像を写せませんでしたが。

 

 

階段はコストをかけずにスタイリッシュといった感じ。

今回行ったら展示室内も、一部展示を除き写真撮影OKになっていました。

 

 

階段のところにある穴は空気孔?

 

 

 

ぽっかり記念館前だけは車両通行止め。

館はかなり街から大事にされていて、目玉になっている様子。

 

 

向かいの公園も一葉にちなんでいます。

 

 

 

滑り台には人力車柄:

 

ベンチもよーく見ると人力車!

 

そばにある人形工房も、その名も一葉堂。

あやかっています。

 

 

 

 

吉原は目と鼻の先。

「たけくらべ」の描写に納得します。

吉原展のおかげで一葉の情報もかなり得てから訪れたので、

展示のあれこれが、それら情報と結びつき、一度目の訪問よりも

有意義でした。

 

***

 

過去ブログから、柳澤氏のほかの建造物を:

 

以下6枚:熱海MOA美術館

 

 

 

 

 


 

 
 

以下3枚:オペラシティ

 

 

 

 

 

以下:東京都現代美術館