今朝のNHK朝ドラ「虎に翼」に、鳩山会館の応接間が登場しました。
設定は華族のお嬢様涼子さんの邸宅の応接間。
父がお妾さんと駆け落ちし、母を支えるために弁護士の道を封印し、
結婚することを決意した涼子さん。
そんな状況で仲間が集ったのがこの応接間でした。
ステンドグラスの配置の仕方が独特なので、すぐに鳩山会館だとピンときました。
--- がしかし・・・どこかへん。
アクセントのステンドグラスが、やけに地味に見えたので。
(以下はすべて2017年訪問時の写真)
NHKプラスで見返して、合点がいきました。
上下2段に入っている模様のうち、ドラマで見せているのは下段のみ。
上段の派手な方には、薄い膜が張られていて、模様がちゃんと見えない細工がほどこされていました。
↓(ドラマではステンドグラス上段の模様がうっすら隠されていた)
NHKプラスの画面コピーをしようと思ったらしっかりコピー禁止措置が取られていました。
画面を写真撮影することは可能だけど、禁止事項という主張ありきでは、それは憚られ。
なのでブログ上での比較は断念。
ドラマ撮影では、時計や絵画はどけられているものの、
最初の写真に写っているシャンデリアとランプシェードはそのまま使われていました。
ドラマでは、続きの間(下の写真の手前の部屋)も映っており、右手の鏡が映り込んでいました。
それにしてもステンドグラスの柄消しはなぜゆえかな?
特徴的な柄なので、特定の場所というのを同定されないため?
あるいは鳩山家の指示とか?
鳩山会館のステンドグラスといえば、小川三知のこれ。
かなり大型のもので、階段の踊り場にあります。
のどかな景色!
ステンドグラスという洋風のしつらえに和風柄のコンビネーション。
目を引きます。
しかもかなり細かい技です。
ステンドグラスのバリエーションは様々。
なかでも鳩のモチーフには、はずせません。
庭のオブジェなどにも鳩が何種類か見られます。
穏やかな光が差し込むサンルーム。
きっと今はバラが最盛期でしょう。
(これも2017年の写真)