明日は祝日、さて一体何の祝日だっけ?
春分の日には1か月早いし、、などと
天皇誕生日=12月23日のイメージが抜けきらない(頭が令和仕様に切り替わっていない)
トホホの私です。
罪滅ぼしに、今日は皇室ネタにしようかな、、と思って脳裏に浮かんだのがこれ。
国会議事堂内の天皇陛下の御休所。
といっても以前記したとおり皇室の政治介入が取りざたされるのを避けるべく、
天皇陛下の御傍聴席利用はこれまで一度もないという話。
チャールズ皇太子夫妻をお迎えした時の本田技研も同様らしいです。
万が一ダイアナさんが使用することになってはまずいので、女性用のゴージャストイレを
急ごしらえで設えたと聞きました。
結局使われぬまま終わったそうです。
以下、以前ガイドツアーで聞いた情報ですが、
議事堂の資材には日本各地の名産品を使うという趣旨に従い、こちらの壁には、
徳島県産の時鳥という最高級大理石が使用されています。
御休所内。
さらに中央階段の両壁にも時鳥の大理石を使用。
あいにく中央階段付近は立ち入り禁止なので壁がちゃんと写っていませんが。
この御休所前の床にはこんな柵↓が置かれていて、「埒」(らち)と呼ばれていました。
埒って、もともと柵の意味だったんですね。
馬場の周囲に張り巡らされた柵をもともと指したようで、そこから”埒が明かない”、
といった言い回しができた模様。
かたや「柵」の字はといえば、「しがらみ」と読ませて、水をせき止めるものみたいな
意味。
万葉集の柿本人麻呂の歌でも目にしました。
最近たまたま奈良講座で取り上げられた巻7 1380番歌にも含まれています。
明日香川瀬々に玉藻は生ひたれどしがらみあれば靡きあはなくに
(明日香川 湍瀬尓玉藻者 雖生有 四賀良美有者 靡不相)
(明日香川の各瀬には玉藻が生えているが、柵=しがらみ(障害)があるので靡き合うことがないものだ。)
原文では、しがらみ=四賀良美という当て字が使われています。
ちなみにこの第7巻 1380番は、くくりとしては比喩を含んだいわゆる「譬喩歌」に入り、
スムーズに流れない川の様子を恋のハードルと重ねています。
譬喩歌は1403まで続き、その1403は短歌でなく旋頭歌でした。
譬喩歌の次は、まだ読み込んでいないものの、どうやら挽歌が続くようです。
最後に、
国会議事堂中央部分に雷が落ちたことがあるようで朝日新聞社が
撮影に成功しています。
広島県産の尾立石が剥がれ落ちたとのことです。