名古屋旅行の話は一旦置いて、本日の話を。
先月末にオープンした麻布台ヒルズの33Fにフレンチのお店があります。
198席もあるらしく、開業早々はミスも多かろうと2週間経った本日に予約。
他の時間帯が埋まっていたので時間は13時。
(結局座席全部は使わず、部屋を3つに分けてスタッフの分担を振っていました。
私がいた区画では同じ時間帯に予約した人は、ほかに一組いただけでした。)
早めの12:45についたけど着席はできました。
大型店なので、同じ13時枠の人がそろって一緒にサーブされるパターンだろうと予測。
ビンゴで、隣のカップルが13:05に到着してからドリンクのオーダーなどが開始。
ランチは6000円でメインその他に選択肢は一切なし・すべてフィックス。
食後のドリンクは紅茶1種類のみ。コーヒーなし。(別途オーダーは可能)。
つまり、全員が全く同一の内容で、大人数を裁くためのランチというのが見え見え。
ベルトコンベア式に配膳できて店は楽でしょう。
でもそんな単純作業でこんなミスが起こるとは予想外。
まず、アミューズ到着。
キッチンを真正面に見る位置に座っていたので見ていたら、
4皿を目の前の空きテーブルに置き、2皿を隣へ。もう2皿をこちらのテーブルへ。
次、スープ。
4人分を空きテーブルへ。
うち2つを隣へいそいそと持っていくボーイさん。
ところが残り2つの行方がわからないらしく、もうひとりがスープをもってうろうろ。
テーブルのニーズを一切把握していない様子で、ちょっと嫌な予感。
無事に配膳されたのでよかったけど、お魚が来る段階で、予感的中。
厨房から運ばれてきたのは2皿のみ。
それはそのままお隣へ。
本来なら4皿持ってきてこちらとあちらに振り分けるはず。
魚を焼くタイミングだろうと思い待ちます。
「後から来た隣に先に配膳されて、まだこっちにはこないんですが」
というのも憚られるし。
そもそも、内容がこれだけフィックスしていて間違えるわけはないだろう。
いや、それがなぜかわからないけど、途中からお料理は2つしか作られなかったようで
隣がお魚を食べ終わるころになっても何もきません。
席を立って言いに行きました。「忘れられたようです」と。
慌てるスタッフ。
「申し訳ございません」と平謝り。
しばらくたって魚到着。
これ以上まずい食事になってしまうのを避けるべく作り笑いをしたせいもあり、
あとはなにごともなかったかのように料理の説明をしておしまい。
なぜ4皿作るべきところがいつの間にか2皿になったのか釈明なし。謎すぎる。
結局、スタッフは流れ作業でできるので、お客の顔を一切見ていないと気づきました。
お魚を待つ段階で、何も載っていない我々のテーブルに視線を送ったスタッフが2人いたので
出てくるかな?と思ったけど、どのお客がどの段階なのか把握しておらず、
ノーリアクションでした。
全員のメニューが同じで考えずに済む、その弊害で、接客意識に乏しく
機械作業になってしまっている。
途中アクシデントで何かが欠けても、気づく人が誰もいない。
その後スタッフが取った行動もまた笑えました。
先に来た私たちの食事のほうを隣より早く終わらせて、失敗もみ消しをもくろんだようです。
そのせいで、隣のテーブルにデザートが到着したのは我々がほぼ食べ終わった頃。
とばっちりが隣に行きました。
店側、なんともせこい対応です。
前菜同様、我々と同じタイミングで出せばいいのに。
古河ビル(ブリックスクエアができる前)にミクニがあった頃は
客先帰りなどに寄ってランチをしたものです。
(ミクニのお店だけど、店名はミクニではなく。)
スタッフにもよくしてもらったものです。
さようならミクニさん。
~6000円コースのメニュー~
蕪のブラマンシュは、お手軽な一品。
オニオングラタンスープは和風出汁。最初違和感があったけど次第に慣れてわりとイケました。
なかなか来なかった魚は鰆。魚の味がなく、千円台のプリフィクスランチで食べる魚料理みたいだなぁという印象。
フォアグラ入り子羊のパイ包みは2人分来て(写真4枚目)、半分に取り分ける形式。
フォアグラがいたずらに入っているせいでレバーにまぶした子羊のお味。
素材に自信があるのなら、子羊だけローストにしてフォアグラやパイは別にしたほうが
断然よいな。
デザートは写真忘れ。マカロン+小さめのお菓子が3つ。栗の小さなタルトが美味だった。
ドリンクは上述どおりストレートの紅茶一択。
席からの見晴らしはよかったです。
窓際のほうが私は落ち着くので、景色が見える席は夫へ。
とはいえ、同じ33Fの無料展望台からのほうが東京タワーはよく見えます。↓
階段教室風の椅子に腰かけて眺める人も多々。
クリスマスマーケットは整理券配布で、長い列ができていました。
でも長居する気もなく、
そそくさと、慣れ親しんだミッドタウン、国立新美術館の方へ向かいました。