◆ 2万PVの社会的背景
1999年10月からHPを開設した。
趣味のロードレース関連のニュースの中に
きらきら・いきいきした内容のものが散見され、
でもそうした話題はイギリスやフランスの雑誌の片隅にちょこっと出ているだけで
一般的には届きにくい。
みんなとぜひシェアしたいという思いから始めたのだった。
でも、当時HPなんて手探りで、一体どれだけの人が読むのかも
まったく見当もつかず、
というかYahoo検索は登録制で、認可されない限り
検索に引っかからない状況で、ほとんど自己満足でやっていた。
開設後数日間はアクセスがなかったのではないかと思う。
それが数日後、同じプロバイダーのユーザーが数人遊びに来てくれて
メールをくれた。
記事をアップするとプロバイダーのサイト上にタイトルが出るせいで
気づいてもらえたのだ。
掲示板で友達を広げるうちに訪問者も増えて行ったらしく、
受領するメールの数がすごいことになった。
ピーク時は、1日に100通近いことも。
それから数年後、HPの中にカウンターを設置できることを知り、
試しに設置してみた。
とはいえ外からは見られないかたちで。
あっという間に4000程度になっていった。
(HPはメインに更新するページがひとつ。
よく更新するページがあと2つ。それら3つにカウンターをつけていたので
合計だけど。)
でもそれで打ち止めではなく、あれよあれよという間に2万以上になっていた。
今思えば、ネットにアクセスしたことのなかった人が
そろそろネットデビューし始める、そんな世の中だった。
さらに、いわゆる今のスタイルのブログ、ツイッター、FBがまだなく
多くの人は情報を発信する側にはいなくて、
受け取る側にもっぱらいた。
アクセスがそういった数になると、カウンターチェックはもういいや、という気になった。
というか、それに固執する自分がいやだった。
もともと、こんな面白いニュースをみんな知らないなんてもったいない、
というおせっかいから始めたHP。
興味ある人だけがきてくれればそれで満足。
何人、とかいう数のために始めたわけではなかった。
そのうち、PCがクラッシュで交換したりしているうちに
カウンターを見られるURLがわからなくなった。
人から見られないように、相当ややこしい字の組み合わせにしたせいだ。
でもまあせいせいした。
その後ツイッター、FBなどソーシャルネットワーク系のものが成長して
発信される情報が飛躍的になった。
それとともに、自分の役目も終わったなと感じ、
以来気が向いたらロードニュース、今まで以上に美術関連
といった話題でぼちぼちブログを続けた。
さらに時は経ち、アメブロを始めた。
アクセス数が見られるようにした。
アメブロには4000万人以上もユーザーがいるというので
好奇心からだった。
でも、近頃あることに気が付いた。
昔、ロードレースニュースで2万PV行ったとき
小細工は一切しなかった。
アクセス増加の工夫をするどころか、長い間検索にも出てこなかったし、
いいねボタンもなければ、友達機能もない。
つまり、私のところにアクセスしても読者にはメリットはない。
でもアメブロは違う。
商売系ブログを運営している人のいいねがやたら多い。
自分の商売のPRのために
読みもしないのにいいねを押したり、友達申請してくる。
ひどいときにはエントリーをした瞬間にいいねが返ってきたことも。
(エントリー時間を10分ほど戻してエンターしたので、
インプットしたてだということに先方は気づかなかったのだろう。)
アメブロでは、そういった無駄なアクセスが多いと気が付いた。
友達機能とか、いいねボタンは考え物だ。
FC2は拍手ボタンはあるけれど私はつけていないし、
友達システムもないからアクセスしても、読者に見返はない。
ということで、
こちらでは美術関係のみのエントリーにすることにして、
それ以外はFC2に戻ることにした。
しなみに本日のFC2ブログの内容は:
例のフランスの冷凍食品Picardピカールのインプレッション。
http://tourdefrance.blog62.fc2.com/