こんばんはフィギュアスケート好き主婦kokoanです。
世界選手権を振り返ります。
宇野昌磨選手が好きな私は、今までだと好きなものは最後に取っておく性格なので(笑)、昌磨くん語りはトリに持って行くことが多かったんですけど、今回は最初にします。
https://www.nikkansports.com/sports/news/202403240000372.html
昌磨くんの4位。
演技を見る前にネットニュースで知った結果でした。
順位だけ見ると、やっぱりショックでした。
昌磨くんにはごめんなさいだけど正直、優勝はイリア・マリニン選手なのかなと予想していて、 だけど表彰台には乗ると信じて疑わなかったのです。
でも、昌磨くんの満足そうな表情を見て、ご本人が納得しているものを私が落ち込むのは失礼だと思いましたし、残念だなとは未だに思いはしますが、どんな昌磨くんでも受け止められる自分にも改めて気づきました。
まるで自分が金メダルを取ったかのように、マリニンくんより嬉しそうに笑っている昌磨くん↓
自分が優勝した時にだって、こんな笑顔は見せなかったように思います。
3連覇の偉業を成し遂げた坂本花織選手とも嬉しそうに↓
(上2枚の画像は日本スケート連盟インスタより拝借↑)
日本勢はこの2人でよくアベック優勝したものです。
かおちゃんは昌磨くんにとって、まさに戦友なのでしょう。
…冒頭にジャンプミスがあった中でも、その表情は穏やかで、何か達観しているかのような落ち着きを感じます。
演技を終えてからの昌磨くんの笑顔は、いま思うと結果を受け入れた人のそれでした。
以前にも、そんな笑顔を見たようなと記憶をたどると、イリーナ・スルツカヤさんの顔が浮かびました。
あれは何の試合だったか昔のことでわかりませんけど、もしかしたら世界選手権だったでしょうか?…彼女もやっぱりミスがあって目標には届かなかったのですが、残念に思ったり悔しく思ったりするのが顔に出る選手が多い中、輝くような明るい笑顔で何度も頷いていて、その人柄の美しさが今でも目に焼き付いています。
あの時のスルツカヤさんと今回の昌磨くんとは似たような心境だったのではないかと感じました。
昌磨くんは世界選手権の4位というと、2019年もそうでした。
昌磨くんが初めて優勝を目指すと公言して強い気持ちで臨んだ世界選手権でしたが、表彰台を逃し、あの時の落ち込みようは見ていてこちらまで辛くなるほどだったなと思い出されます。
2019年の昌磨くんは、涙目で自分のことを恥ずかしいと言い、そこまで思い詰めなくても…と、私も胸を痛めたのでしたが、その後、昌磨くんは山田満知子先生のもとを離れ、どん底を味わい、ステファン・ランビエールコーチに救われ今日に至ったのだったなと、あれこれ思い出します。
2019年の昌磨くんと、今回の三浦佳生選手とは、状況が似ていて、それで思い出したのかもしれません。
佳生くんも、勝ちに行く強い気持ちで初めての世界選手権に臨んだものの、思うような演技ができず、演技後のインタビューではかなり落ち込んだ様子で、やっぱり「恥ずかしい」と口にされ、そんなところまで一緒だったので…。
でも、昌磨くんもそうだったように佳生くんも、この悔しさはこの先もっと大きく飛躍するために必要なものだったと後で思える日が来るに違いありません。
昌磨くんには、予想外な展開が待っていることが多く、私はいつもワクワクさせてもらっていますが、佳生くんにもそういうところがあって、彼もまた応援しがいがあります。
鍵山優真選手、銀メダルおめでとうございます!
去年、怪我もしっかり治ったと、コラントッテのトークショーで、ご本人の口からはっきりと至近距離で聞いていた私は、今シーズンの優真くんに対して全く不安は感じず、安心して応援することができました。
失礼かもしれませんが、以前から私にとって優真くんは、喩えるなら手のかからない子どもみたいなイメージで(笑)、あまり心配したことがなく、実際、心配しなくてもきっちり安定した結果を出し続けてこられたなと頼もしく思っています。
メダルを首からかけてインタビューに応じた優真くんは、顔つきが以前とは変わって風格が感じられるような、きりりと引き締まった良い表情をされていました。
優真くんは今後も王道を着々と歩んでいかれるものと確信しています。
金メダル イリア・マリニン選手
銀メダル 鍵山優真選手
銅メダル アダム・シャオ・イム・ファ選手
おめでとうございます!
金メダルって、他のメダルより少し大きい?
目の錯覚でしょうか(笑)?
マリニンくんは、4回転アクセル、4回転からのトリプルアクセルといった、彼にしかできないジャンプを持っていますし、ジャンプだけではない能力も備わっていますし、若さの勢いもあり、大きなミスをしなければ圧倒的勝利になるのではと思っていました。
直前までケガがあったとは信じられないような、ゾーンに入った演技でした。
個人的には自分のことを「神」と言うのは、どうなのとは思いますが、マリニンくんは嫌いではありません。
アダムくんは19位からここまで這い上がってきたことはあっぱれに思いますし、新しいフィギュアスケートの形としても一目置く存在ではありますが、バックフリップを競技中に行うのは私は現行ルールで禁止されてる以上、反対です。
意見はこちらに述べさせていただきました↓
男子で他にも衝撃だったのは、ボーヤン・ジン選手がショートで崩れ、フリーに進めなかったことです。
昌磨くんにとっては昔からのライバルでもありますし、好きでずっと見守らせていただいてる選手の1人だけに残念に思っています。
ボーヤンはやっと念願のクリケットクラブに入れたばかりですから、きっとまた来シーズンも頑張ってくれるものと信じます。
若手にも様々な個性を持つ有力選手が出てきていますが、特にイタリアのニコライ・メモラ選手に興味を持ちました。
メモラ選手というとフィギュア選手には珍しく長身で、ジュニアと掛け持ちしているスケーターという他、表現を重視しているイメージを持っていました。
その表現重視というのが、思ったよりも筋金入りで、4回転ジャンプよりもそちらに対する思い入れが強く、それでいて4回転ルッツを試合で決めるところがカッコイイなと、そのマインドがすっかり気に入りました。
今後の活躍が楽しみです。
今日はこの辺で。
最近、知って美味しかったお酒↑
それではまた。