【ドラマ】 出張鑑定人・宝来伝吉 | 『美術商の鑑定日記』

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この数か月、古美術鑑定士のドラマ製作に携わった。


ドラマ名は 『出張鑑定人・宝来伝吉』


内容はサスペンスドラマ。本郷美術商が楽茶碗によって殺されるシーンから始まる。
そして犯人は・・・誰?・・・というお話。

美術商や鑑定士を巡る事件は2時間ドラマではあまりないようで、
今回初めての試みであるようだ。
美術の知識がなくてもわかるようにはなっているが、
予備知識があっても損はないだろう。

主役は骨董屋主人で鑑定士役が伊東四朗さん、脇役として刑事・東幹久さん、今井雅之さん、金融屋・佐藤B作さん、孫・福田沙紀さん、奥山佳恵さん等、そうそうたるメンバーだ。




サスペンスドラマというと原作が小説等の書籍なのかと思ったが、今回は皆でストーリーから作った。


今年初め、私の事務所で監督、助監督、脚本家、プロデューサー、ディレクター等が集まり、今まで私が経験した鑑定にまつわるエピソード、業界用語、変わった客、事件簿等、数時間に渡って話し、ドラマの構成を考えた。


また使用する骨董品、参考書籍、ルーペ、風呂敷など七つ道具も貸与した。


撮影現場にも出向き、鑑定の仕方、骨董の扱い方まで『骨董監修』という立場で立ち会った。




主役の伊東四朗さんと初めて会った場所は貸衣裳の会社。


そこで今回の鑑定士の衣装を決めるという。


驚いた事に衣装会社の担当者は台本を全て読み、シーンごとの衣装を全て用意していた。


衣装合わせをしている最中にディレクターより紹介された。


ディレクター『今回、骨董の監修をしていただく染谷さんです』


伊東四朗『へー。若いねー!私は何にも判らないんで、ま、ひとつ、よろしくお願いします』


あれ程の大物芸能人にも関わらず、腰の低さに驚いた。




役者さん全員のスケジュールを調整し、2週間にわたって撮影となるのだがとにかく一つのシーンを撮るのが、こんなに大変だと思わなかった。



数秒のシーンを撮るのに、準備、騒音チェック、障害物チェック、リハーサルと行い、「スタート!」。

俳優さんもこんな緊張の中、演じているんだとつくづく感心した。

それ以上に待っている時間が延々とあり、忍耐力の求められる仕事だと思った。




2週連続で雪が降った陽気で、気温もかなり低かったので、
待っている間の寒さは想像以上である。


4月25日放映

フジテレビ 金曜プレステージ 

21:00~22:52

『出張鑑定人・宝来伝吉』

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