少し期間が空いちゃいましたが、Bowieの全アルバム紹介記事再開していきますよ~
この記事では、デヴィッド・ボウイの記念すべき1枚目のアルバム
【David Bowie(邦題:デヴィッド・ボウイ)】
のアルバムの中身を紹介していきます!
↓Bowieのアルバム一覧記事↓
さて、これまでとりあえずBowieの主要アルバムの記事を書いていきました。
今年中に全部のアルバムを紹介していきたいと思ってまいりましたが、こんなペースで達成できるのでしょうかw
今回からは古いものから順番に書き進めていきます。
おまけコーナーで紹介しきれない楽曲なんかも沢山ありますので(特にこのアルバムに関しては本当に多い)、
それは、全部紹介しきった後にまとめて紹介しようと思っています。
概要
今回紹介するアルバムは、Bowieの記念すべきファーストアルバム
【デヴィッド・ボウイ】1967年に発表したアルバムです。
スペース・オディティがファーストって思われがちなのですが、違うんですよね~。
このアルバムはBowie唯一のデラム・レコード発のアルバムとなります。
プロデューサーはマイク・ヴァーノンさん
マネージャーはケネス・ピットさん
目玉はレコーディング・エンジニア担当のガス・ダッジョンさんです。
当時デラムはシングルを3枚出してヒットしなかったら解雇という風潮があり、
Bowieは見事にヒットならずで、デラムを解雇となっています。
なので、Bowieのデラムレコードからのアルバムは当アルバム1枚だけです。
僕はこのアルバム好きなんですよ。一時期こればっかり聴いていました。
60sサウンドが好きな人にはたまらないと思います。
当時まだビートルズが大活躍していた時で、Bowieも流行りに乗ってマッシュルームカットです。
Bowieは時代によって髪型をしょっちゅう変えますので、それも面白いところなんですが、
前置きはさておき、紹介に入っていきますね!
※僕は普段歌詞を見ないので、歌詞無視した解説してるものもありますのでご了承ください。
基本的には歌詞よりも、音の解説に傾くと思います。
1.Uncle Arthur(邦題:アンクル・アーサー)
明るい楽曲からのスタートになります。
どうでしょうか? 声は若いですが、Bowieの声だと一発でわかりますよね。
このあどけない感じから5年後にきらびやかなロックスターになると、誰が想像できたでしょうか。
60年代特有の楽曲の短さとシンプルなサウンド、
当たり障りのないフォークポップで聴きやすい楽曲だと思います。
2.Sell Me a Coat(邦題:セル・ミー・ア・コート)
60年代のBowieはフォークです。
当時のマネージャー、ケネス・ピットはボブ・ディランの人気にあやかって
このような売り方を推していたようです。
ザ・ヨーロッパなこのサウンド、僕は好きです。
この楽曲はMVにもなっていますが、音源が違うので、アルバム音源のこちらを貼りました。
気になる人は検索してみてください。
当時のMV集はDVDにもなっていますので、最後のおまけコーナーで紹介します。
3.Rubber Band(邦題:ラバー・バンド)
はい、言ったさなからMV集からの抜粋映像ですw
アルバムと同じ音源なので貼らしていただきました。
ヒゲありだと印象変わりますね、やっぱり。
あどけない青年から紳士なお兄さんに変わりましたw
当時のヒゲBowieはこのフィルムでしか見れません。
この楽曲はファーストシングルA面で先行発表されました。
シングルとアルバムとでは音源が違います。
4.Love You Till Tuesday(邦題:愛は火曜日まで)
この楽曲もMVとは音源がちがうので、アルバム音源の方を貼らせていただきます。
MV音源やよく出回ってる方はシングルバージョン(鉄琴無し)です。
この楽曲はサードシングルA面として先行発表しています。
4曲目は、明るくて聴きやすいのを入れてくるのは鉄板ですね!
この曲も好きでよくリプレイしてました。この耳にざらつく声が好きで。
MVも良くて、是非観て頂きたいです。
5.There Is A Happy Land(邦題:幸福の国)
わー、懐かしい!随分と聴いてなかった楽曲なので。
良いですね。Bowieっぽいですね。
ああ、そこでそういうふうに展開していくのか!Bowieだな!って感じですw
そして60年代っぽさの展開が心地良いです。
説明しにくいのですが、わかってくれる人はわかってくれるのかなあと。
なんとなくヨーロッパの風景が頭に流れてきます。
このアルバムは全曲Bowie作詞作曲で構成されています。
6.We Are Hungry Men(邦題:ウィー・アー・ハングリー・メン)
いやー、たまらんねwこういうの好きです。
すげえ60年代っぽい。たまらんですね!
BowieっぽいBowieっぽいって言うけど、当時のBowieも色んなアーティストから影響を受けています。
なので、「これ、何かっぽいな」って感じる人もいらっしゃるでしょう。
この楽曲も正直何かっぽいですw
でも、時代を感じさせるからなんかいいです、そういうのは。
7.When I Live My Dream(邦題:僕の夢がかなう時)
こちらもMVとは音源がちがうので、アルバム音源の方を貼らせてもらいます。
この楽曲はこのアルバムの中での名曲だと思います。
たしかMV集でもラストがこれだったと思います。
アルバムでは、A面ラストがこれですね!
シングル化が検討されてたのですが、未発表となってしまいました。
シングル用の音源が多分MVに使われた方だと思います。
リンゼイ・ケンプのパントマイムフィルムでも歌詞を変えて使われています。
当時Bowieはケンプの元でパントマイムを習っていて、数曲楽曲を提供したり出演したりしていました。
その映像の一部もMV集に入っていますので、必見です。
8.Little Bombardier(邦題:哀れな砲撃手)
タンゴなリズムな楽曲で、B面は始まります。
オシャンティーですねえ。こういうのは60年代のBowie特有の色が出ているのかなと思います。
あまり以降の作品では、こういう歌い方や楽器の使い方もないイメージです。
所々以降でも使われるアレンジ唱法も入っていて、そこがBowieだな~って感じですけどね。
いや~、良いですねえ~
9.Silly Boy Blue(邦題:愚かな少年)
当時の日本は、結構こまめに邦題付けられててオモロイですよねw
邦題もはやレトロな領域に入ってて好きですw
この楽曲、今聴くと興味深いですね。メチャBowieっぽいw
歌い方やアレンジの仕方に癖があるっていうのがよくわかる楽曲だと思います。ニヤニヤしちゃうよね~。
この曲もたしか色んなバージョンがあったと思います。
Toyでセルフカヴァーもされてますね(比較記事作る予定です)。
そしてこのベース音メチャ好みです。古臭くて好き。
10.Come and Buy My Toys(邦題:マーケット・スクエアの玩具売り)
いや、たまらんのよ、だから、こういうベースの音。
ちょっと個人的なマニアックな話すると、小さい頃70年代初頭あたりの特撮をよく観てたんですよ(僕は平成元年生まれです)、
で、ウルトラマンタロウの次回予告の曲がすごく耳に残ってたのか、大人になって聴いたらメチャクチャ感動しまして。
あのへんの時代のベース音っていうのが、なんとも言えない暖かさと懐かしさがあってメチャ好きなんですよ。
僕が古い音楽が好きなのは、多分小さい頃に古い特撮ばっかり観てたからなんだと思います。
思い出話になってしまいましたが、この楽曲はベースとアルペジオで弾かれるアコギが聴きどころです。
B面は暗い感じの曲が多くて良いですよね。
11.Join the Gang(邦題:仲間になれば)
B面は暗い曲が多いと書いた途端楽しい感じの曲来ましたw
すみませんね、僕もこのアルバム聴くのが久しぶりなもんでして、次何が来るかとか忘れていますw
この楽曲は、このアルバムの中でも特殊な楽曲でしょう。
かなり音で楽しんでる感じが伝わってきますね。シングルにはならんやつです。
シングルにならないやつこそ作り手が本当にやりたい音楽とかわかるものなので、
シングルだけを聴いてそのアーティストを評価するのはやめましょう。
僕もやりがちなので気をつけます。
12.She's Got Medals(邦題:勲章をもらった女)
懐かしいなあ~この曲も。好きでよく聴いてました。
こう今聴くと、非常に何かっぽいですねwww何とは言いません。
多分、わかる人にはわかると思います。
僕は昔からこういう曲が好きだったということでw
今でも好きですね、こういうのは。60年代に流行ったサウンドなんでしょうね。
ベースの音もたまらんですし。
今の時代じゃこういう味は出せないでしょうね。
レトロが流行ってますから、真似て作ることは結構色んな人がやっていますが、
【なんでもアナログ】【経済成長真っ只中】の時代を生きていないと出せない味というのは絶対にあるものです。
13.Maid of Bond Street(邦題:ボンド・ストリートの娘達)
良いね良いね。あったねえ、こんな楽曲も。
字余り字足らずどんと来いって感じですw
Bowieが当時好きだったバンドが何だったかって本当によくわかるアルバムですよね。
特にB面の楽曲は。
それは昔聴いた時には全然気にも止めていませんでした。ただただ60sサウンドが好きだ!ってくらいで。
このアルバムが衝撃的で聴きまくってた時期があるくらいです。
このファーストアルバムをですよw
60年代の色んなバンドを聴きまくってる人からしたら、
このBowieのファーストアルバムなんて退屈でしかたないんじゃないでしょうか?
当時も今もこのアルバムが話題にならないくらいだし、評価もされないくらいですからねw
僕の青春時代には欠かせないアルバムなんですけどね。
14.Please Mr. Gravedigger(邦題:グレイヴディガー(墓掘り人))
そしてB面はこれで終わります。
A面ラストとは真逆な感じです。
歌詞は見てないのでわからないのですが、もしかして何か繋がりや意味があるのかもしれませんね。
どうしてモヤっとさせて終わらせたいのw
このナンバーの聴きどころはずばり、くしゃみですwww
Bowieの全力くしゃみを聴けるのは恐らくこのナンバーだけでしょうw
あえて【楽曲】という言葉は使いません【ナンバー】と言わせて頂いておりますw
今日みたいな冷たい雨が降る日に墓を掘るというね。
悲しいというよりも、仕事であるっていう感じが伝わってきます。歌詞の日本語訳はあえて読まないで書きましたが。
まとめ
はい、いかがだったでしょうか?
ファーストアルバムにふさわしい感じがしたかと思います。
この次がスペース・オディティですからねw
確実にレベルアップすることがわかりますよね。
先にも書きましたが、当時Bowieはリンゼイ・ケンプの元でパントマイムを習っていました。
結構そちらでも活動をしていて、当時の写真は沢山出回っております。
当時、まだアンジーとは出会っておらず、Bowieの彼女と言ったらヘルミオーネですね!
MV集にも出てきます。
そういう背景もあるってことを知っているとまた面白いのではないでしょうか。
~おまけ~
さてさて、おまけコーナーがやってまいりました。
しかしながら、メチャクチャ困っています。
どの音源を紹介したら良いのかっていうwww
当時のBowieの他の楽曲って、沢山出回っているんですよね。
多分、どのアルバムよりもボーナストラックとして扱えそうな楽曲が沢山ありますよw
とりあえず、全3枚のシングルに入っててアルバムに入ってない楽曲と、
Toyでセルフカヴァーされた楽曲を紹介しようかなと。
紹介しきれなかった楽曲は、また別記事で書きます(当分先になりそうですが)。
15.The London Boys(邦題:ロンドン・ボーイズ)
この楽曲はToyでもセルフカヴァーされました。
ファーストシングルのB面に収録された楽曲です。
終盤で盛り上がりを見せるところがアツいです。
昔の僕はこの楽曲を飛ばしがちでしたが、改めて聴くと良いですね。
この楽曲、ずっとアルバムに入ってたものだと思っていました。
僕は通常版のアルバムを先に購入していて、そのあとわりとすぐに
【The Deram Anthology 1966 - 1968】を買いました。紙ジャケ版ですね。
↓おまけコーナーで紹介する楽曲は全てこちらに入っています↓
16.The Laughing Gnome(邦題:ラフィング・ノーム)
来ました、これw
好きでよく聴きました。ノームの声かわいいw
ノームとの掛け合いも好きで。てっきりアルバムに入ってるかと思って、探すのに苦労してました。
楽しい楽曲です。
セカンドシングルのA面に収録されていました。
17.The Gospel According To Tony Day(邦題:ゴスペル・アコーディング・トゥ・トニー・デイ)
以降もかわらないBowieの歌い方炸裂です。Bowieって言ったらこの歌い方ですよね。
曲は60年代特有の古臭さなんですが。
みなさんはどんな印象でしょうか?
僕はもう特に書くことはないですw
ちなみにこの楽曲はセカンドシングル(先程の楽曲の)B面に収録されました。
18.Did You Ever Have A Dream(邦題:ディド・ユー・エヴァー・ハヴ・ア・ドリーム)
こういう楽しい系の曲のほうが僕は好きですw
この楽曲は、サードシングルのB面に収録されていました。
Love You Till Tuesdayのカップリング曲ですね。
デラムの3枚縛りの最後の希望として、明るい楽曲同士を合わせたシングルをリリースしたのですが、
ダメでした・・・全然ヒットせず、デラム解雇という。。。こんなに出し切ってもダメっていう。。。
仕方ないよね、60年代激アツでしたからね。こんなもんでは見向きもされないということです。
今も昔も、音楽業界は厳しい世界だ。
19.Karma Man(邦題:カーマ・マン)
キターーーー!
ここからはToyでセルフカヴァーされていて、なおかつファーストアルバムには未収録の楽曲を紹介します。
この楽曲はメッチャ好きな曲です。
Toyでセルフカヴァーされてメッチャテンション上がりました。
この楽曲も色んなヴァージョンがあります。リンゼイ・ケンプに歌詞を変えて提供したヴァージョンもアツいですね。
好きな曲なだけに、知らなかったヴァージョンを聴く度に歓喜します。
20.Let Me Sleep Beside You(レット・ミー・スリープ・ビサイド・ユー)
ああ、良かった。公式でうpされてるMVが音源と同じでw 映像付きで紹介できるじゃん。
このフィルム好きなんですよ~。
当時(中学3年か高校1年の時)何度この映像を見返したことかw
当時はまだこのMV集のDVDが再発されてなくてですね、ヤフオクでVHS版を出してる人がいて、
それをすかさず購入して実家で一人になった時に観まくってました。
特にこの楽曲は、何度も巻き直して観ては動きを真似していましたね。
Bowieになりたくてなりたくてw この動きは以降のBowieも変わらないですよね。
地面に向かって腕を振り下げるポーズなんかは、昔ネットで考察してる人が居ました。
アッシュズ・トゥ・アッシュズでも地面に手を振り下げるポーズが登場していて、
Bowieにとって宗教的な何か特別なポーズなのではないかって書かれていましたね。
謎なポーズもまたかっこいいんですよね~。
もちろん楽曲も良いですよね。何回リピートしたかわかりません。
はい、音源紹介は以上で。
ちょっとね、多すぎましてw
本当は、僕の大好きな【ロンドン・バイ・タタ】とかヒート・オブ・ザ・モーニングとかね、
5才児の曲とかチンガリングとかも紹介したいんですが、入りません。
文字制限超えてしまいますw
ので、それらの楽曲は、また別記事で書きます。
ジギー時代のZionとかも、合わせて別記事で紹介しますので、お待ち下さい。
DVDを紹介します。
はい、これまで何度も出てきたMV集ですね。
当時の映像で公式から出ているものはこれだけです。
なんか、AmazonでVHS版も出てきたので貼っときますw
若干だけ僕が持ってるのとパッケージが違うんだけどね(^_^;)
僕の持ってるVHS版は日本版でポリドールって所から1984に出してたやつみたいです。
DVD版ではボーナス映像でリンゼイ・ケンプのパントマイムフィルムも入ってるのでオススメです。
で、ザ・イメージ なんですが、
ん?
イメージ。。。
あれ?
んんんんんn??
あ、そうなのか。。。。。
すみません、
無声の短編映画なんですが、
あれ?
この中に入ってなかったっけ?
ちょっと探してみたんですが【ザ・イメージ】は、このDVDに入ってなかったみたいで(^_^;)
じゃあまだ公式的にDVDにしてない映像なんですかね?
じゃあすみません、映画ってくくりで紹介しますね。
映画
DVD紹介で映像はMV集しかないって書きましたが、
実はBowieはもうこの時から映画進出していますw
多分多くの人は知らないと思います。
ディープなファンならご存知
【ザ・イメージ(1967)】です。
白黒の無声映画です。
DVDはすみません、多分公式からは出ていません。
僕は海賊版のDVDを持っていて、そこに収録されています。
映像は、ニコニコで僕が11年前にOPカット(メチャ長かったんで)してうpしていて、
You TubeでもOP付きでうpしている人が何人か居ますね(・∀・)
疑似カラーバージョンをうpしてる人も居て、今びっくりしましたwww
You Tubeだとまたすぐに消されちゃうかもですので、消されちゃってたらニコニコの僕の方を観てください。
コメントで考察してる人達がいるので面白いです^^
内容は観て確認してください。
無声だし、説明が無いので観てる側がストーリーをイメージするタイプの映画ですので。
言えることは、
「Bowie可愛すぎ、おっさん代われ。僕だったら過去にどんなことがあったとしても、ゾンビだったとしてもこの子を受け入れるぜ。」
ですwww
以上です。
いかがだったでしょうか?
超埋もれがちのアルバムなんですが、
アルバム【Toy】を聴くに当たって重要となるアルバムですので、
Bowieファンでしたら持っておくべき1枚だと思います。
記念スべきファーストアルバムですしね。
映像については、次回作の【スペース・オディティ】や【世界を売った男】【ハンキー・ドリー】よりも
公式で出回っています。
なぜなんだって感じなんですけどねw