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交差点で左折車に、消魂しい(けたたましい)クラクションを浴び、一瞬立ち止まる。
睨みつけるように、大回りして私をかわし、スピンしながら先を急いで行った。
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片足が不自由である私は歩くスピードは鈍い。
皆さんにご迷惑をおかけしているが、如何せん物理的に限度がある。
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会社の社名を付けたその営業車に乗った社員さんは、事故に合わねば良いのだが。
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目先の出来事を優先し、彼の心の視野が狭くなってしまっている。
つい癖で、通り過ぎた残気の香りは嗅いでしまう。
冷たく、寂しく、慄きを感じてしまった。
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彼にとっての正義は、時間と鎧のつけた自身の姿
彼にとっての恐怖は、時間と鎧をとった自分の姿
彼にとっての指針は、仮面をかぶった正義に同調
彼にとっての宿敵は、過去との苦悩に同調する姿
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・正義とは
・宿敵とは
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全て、自分で作った偶像
全て、許容できない自分
全て、優位と言う 虚像
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生き方も、そのプロセスも、幸福感も
マニュアルはない
そんな、時代が開こうとしているのに
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織りなす、縦横の糸は、
魂の成長によって紡ぐ愛の形
そんなイメージを持ってもらえばいいのだけど
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彼、
事故にあわねば いいけど。
