はじまりのうた 4





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「俺さ、今日楽屋でおまえとニノが仲良さそうに話してて、

しかも、ニノにしか出来ない相談とか言ってるの聞いてさ、

すげーモヤモヤしたんだ。


何でニノ?何で俺じゃないの?って。


雅紀を…うん。

『取られたくない』ってすげー思ってさ…」



「…しょうちゃん…  ごめんね」


「なんでだよ。正直不安でいらついたけど、

それはおまえが謝る事じゃないし

…なにより、こうして、
おまえの気持ち知れたんだ。 

俺、マジでうれしい。」



「...しょうちゃん… すき...」



「男同士っていう大きな障壁が邪魔して

お互い伝えられずに居たけど、

俺たち、同じ想いでいたんだな…」



「うん…」



腕の中に居る愛しい人の髪を撫でながら、

この幸せをかみしめた。



「はあぁ~。まだ心臓バクバクいってるわ…

これマジでドッキリとかじゃないよな?
俺の千葉の時みたいに、最後に何かオチとか...ないよな?」



「んふふ。んなわけないでしょ。

ほら。

『ちゅっ』


ね、ドッキリじゃないでしょ…」




一瞬だったけどちゃんと感じた雅紀の唇。

やわらかくて…あったかくて…甘くて…


ああ、ほんとに俺のことを好きでいてくれてるんだ…って



「雅紀…好きだよ…すげえ好き。」


さらに強く抱きしめる。


「もう絶対離さないからな。」

「うん。おれも、絶対離れないもん…」



今度は俺が、雅紀の唇に啄むだけの優しいキスを落とす。

今はまだ、これでいい…


ゆっくり、ゆっくり育んでいこう。



おれたちの恋は、今始まったばかり。



こうしてはじまった俺たちの恋の歌、

これからふたりですてきなハーモニーを奏でていくんだ...




Fin






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お目汚し、すみませんでした

ちなみにタイトルの「はじまりのうた」は、
スキマスイッチのVo.の大橋くんのソロ曲なんですが、
それを聴いてて、
(大橋くんの曲は「はじまりの歌」で、「歌」って漢字なんですが)
その曲は恋愛の歌では無いんですけど、
なんかタイトルが気に入っちゃって、
使わせていただきました。