5×20

敢えて5×10じゃなくて、20だけ。


多分、今後の嵐をどうするか、を、散々話し合った時間と想いの先にある、一番特別な曲だと思う、5×20は。

The Music Never Ends も、チーム嵐の欠かせない大切な曲だし、それを言うならLove so sweetや君のうたも、、てどんどん出てくるけれど、潤くん言ってたね、どれだけ反対されても、誰とぶつかることになっても、20周年にファンの人たちに感謝を伝えることだけは、絶対にやりたい、やるべきだと思ってる、譲れない、って。

もちろん2020年12月31日が、ひとまずの最終地点、だけど、2019年のアニバーサリーツアー50公演に懸けた5人の想いや決意、その裏の、拭えない不安や葛藤は、きっとファンには計り知れないものがあったと思う、から、そんな中でできた詞がさ、


“その笑い方 その話し方

そのすべてが温かな仲間は

きっと他にいないだろう

だって そんな奴は他にいないんだ もう”


“顔を見ただけで 声を聴いただけで

何を思ってるかなんて

そんなのわかるんだよ

5 and you × 20”


こんなこと言ってるの、これを、笑顔で歌うんだよあの人たちは。

10周年のときは、本人たちも言ってたね、嵐の勢いに、嵐である自分たちがいちばん呑まれそうになってた、って。

だからかな、5×10と比べて5×20は、すごく、地に足がついているイメージがあって。


5×10は、大した計画もなしに厳しい山登りをさせられて、やっっと山頂が見えて声援が聴こえるから、なんかもうみんなありがとう!!ちょっとよくわかってない部分もあるけど、とりあえず俺たちやりきったよ!!また山登りしてやるぜ!!て感じ。山頂に着いたときは、5人で乗り切ったね!感はありつつも、一人ひとり思い思いの場所で、疲労と達成感で座り込んでる。


5×20は、そんな、行き当たりばったりで勇者の剣を渡されて、気付いたら世界救っちゃって凱旋パレードの真っ只中、みたいな危うさがないの。笑

(ポケモンの知識が友だちのプレイ覗き見してた程度なのでなんかいろいろとんちんかんだったらすみません笑)


2009年からの10年間はら自分たちで必要なものを取捨選択して、計画も立てて、ある程度の勝算を根拠にチャレンジもしながら、手を取り合って着実な一歩を積み重ねて。

横に並んで、互いの手を掴んだまま、ちょうど朝日が昇る瞬間に頂上に辿り着いて、心地良い静寂のなか、それぞれが、達成感と、山登りの途中で出会った人々に、想いを馳せてる。そんな感じがする。


嵐、という存在について、自分たちの居場所や立ち位置、得たものと失ったもの、目指せる目標と叶わない夢、、そういうものについて、深く深く、考えて、話し合って、ぶつかって。

そんな、それぞれの想いと、嵐として生きてきた経験を、陰も陽もすべて注ぎ込んで作られた一曲だからこその、なんていうんだろ、“嵐らしさ”、嵐というグループの良さ、5人にしか出せない魅力、の真髄が、とても綺麗に、温かく表現されていて。

かと思えば、ちょっとした皮肉がきいてたりなんかして。

ああ、嵐さんが大好きだなあ、って、改めて思わせてくれる。


だから、絶妙なのよね、曲中での、ファンへの感謝と、メンバーへの愛の、占める割合の比率が。とてもしっくりくる。どちらへの愛も感謝も、過不足なく届けてくれているし、その黄金比に込められた想いを、ファンも正しく受け取れている。

きっと、嵐さんがくれた、2年という時間が、それをより確固たるものにしてくれたんだね。


会見を経ての最初のコンサートで、この曲を歌うことへの不安や恐怖は、きっと5人にしか、智くんにしかわからない。

どの口が、って言われるかもしれない可能性を、考えなかったわけがない。

それでも信じてくれて、チーム嵐への愛を、嘘偽りなく綴る選択をしてくれて、本当に本当にありがとう。



One Love

この曲もね、5×20で特別になった曲。

まだ休止の会見前、12月に行ったコンサートで、終わった瞬間、いちばん心に残っていた歌詞が、


“世界中に ただひとりだけ

僕は 君を選んだ

君といれば どんな未来も

ずっと 輝いているから”


だった。

わたしにとっての嵐さんそのものだ、って思ったから。

それから、休止の事実を知ってから行った札幌でもね、同じことを感じたの。

だからわかったんだ、この先嵐さんがどんな道を歩んだとしても、5人の存在の大きさと大切さだけは、私のなかで絶対に変わることはない、って。

心の中に5人がいてくれたら、それだけで、どんな未来も、きっとずっと輝いてる。

加えて


“100年先も 愛を誓うよ

君は 僕のすべてさ

信じている ただ信じてる

同じ時間を刻む人へ”


“どんなときも 支えてくれた

笑い 泣いた仲間へ

心込めて ただひとつだけ

贈る言葉はありがとう”


嵐さんと重ね合わせる歌詞がね、増えたよ。



Once Again

中高生時代、どれだけ新曲を繰り返し聴いても、エンドレスリピートするほどハマった曲が他にあっても、ずっとiPodの再生回数不動の一位だった曲。

初めて聴いたときは多分、ちょっと怪しげな雰囲気に惹き込まれた。私Fireflyとかモノクロとか15th Moonとかスパイラルとか、、にときめく人なんよ。そしたらOnce Againも好きになりそうじゃない?笑


そう、多分メロディから入ってる。はず。。

でも、いつしか歌詞のすべてに惹かれてた。救われてた。

友だちにおすすめしようと思って好きなフレーズ書いてたら、一曲まるまる歌詞書いちゃったぐらい、どの言葉も胸に沁みた。

高校生ぐらいまでかな、この曲を聴いて涙が溢れたら、いま自分苦しいんだ、って気付けた、受け入れられた、そんな、指針みたいな曲。

特に翔くんの書いた

“より高く飛ぶためには低くしゃがむことだって

僕らには必要”

ていう歌詞に、本当に本当に何度も救われてきた。


大学卒業間近くらいかな、ずっと抱えていた苦しみから抜け出せた時期があって。

その時期にはもう、Once Again一強、てわけじゃなかったの。だけど、Once Againがいちばん、苦しかった日々を的確に言葉にしてくれていて、“未完成で立ち止まった不安を、儚くも過ぎ去った時間を*”、昇華させる思考に導いてくれて。やっぱりこの曲は特別だな、て思いました。


私そんなにOnce Againて言ってたかな、って感じなんだけど、これ、大好きな友だちがくれたの。かすみにとって大切な言葉を入れたよ、って誕生日に。

毎日欠かさず持ってる、わたしの宝物です。



*『僕が僕のすべて』の歌詞です。



ふたりのカタチ

この曲もね、メロディというか、5人のハーモニーが大好きで、潤くんの下ハモが好きすぎて、ずーっとヘッドホンで聴いてました。

むしろそのためにヨドバシ通ってた。笑

虹のカケラとふたりのカタチの聴こえ方でイヤホン選んでました。

虹のカケラは透明感が好きだけど、この曲はちょっと雑踏っぽい感じが好き。目指した未来へ、とか、むかえに行くよ、と似てる気がする、声質が。


この曲が、耳を満たす(?)ためだけじゃなくて、歌詞や世界観も素敵だな、って思える一曲になったのは、大学生になってから。

きっかけは、今でもすごく大切な友だちが2人いて、うーん、なんていうか、その2人の間のトラブルを、2人はそれぞれ私に相談してくれてた。

1人の子は、相手がその、私と仲良しのもう1人だ、てことも明かした上で話してくれてて、もう1人の子は、相手は伏せて話してくれていて。

でもその後者の子が、前者の子も私に相談していることに気が付いて、誰よりもかすみに話したいのに、嫌われたらって思うと何も言えない、私必要ないじゃん、独りぼっちになっちゃう、って言われた。

そのとき、ふっと浮かんできた歌詞があって。


“想いの分だけ すれ違うなら

もっと そばにおいでよ believe me”


そのままその歌詞を送ったの。

震えた、って、ありがとう、って言ってくれた気がする。

それを伝える相手は私じゃないよ、嵐さんの力。

ちょっとその後どう収束したのかはっきりとは覚えてないんだけど、そのときから、ふたりのカタチの、ハーモニーやメロディ以上に歌詞を、意識して聴くようになって。

Once Again現象が起きたよね。

どのフレーズも好きで困っちゃう。笑

でも、敢えて選ぶとしたら、↑のところともう一つ、


“溢れるほど切ない想い 全部

受け止めるよ だから笑って

隠したって零れるメロディ 届いてるから”


かな。

ふたりのカタチは、Your Eyes無しには語れない曲なので(私調べ。笑)、なんか、答えられないテーマの日に改めて書こうかな。

70年代の好きな曲?みたいなマスあった気がするから、そのへんで。



PIKA ★★NCHI DOUBLE

ピカダブは多分、いろんなところでいろんな人に言った気がするけれど、この曲もやっぱり、5×20で特別なものになりました。


この曲を、札幌のアンコールで歌ってくれたんだけど、その場で聴いてたときは


“限られた愛と時間を 両手に抱き締める

せめて今日だけは消えないで”


“いつまでも語り続ける 永遠と希望の歌を

例え今だけと分かっていても”


とか、そんな歌詞が、暗に終わりを示唆しているように感じてしまって、すごく、寂しい気持ちになっちゃったの。


でもね、コンサートの次の日、聴き直してたら気付いた。


「このままずっと」なんて考えは若すぎたけど、

ここは、まだまだ俺が止まるところじゃないから。

動き始めた列車のなかに いつでも君(ファン)はいるから、

あのときあの場所(コンサート)でまた会えるかな。

信じ続けた瞳の奥にいつでも僕(嵐)はいるかな。

ずっとこのまま光よ僕ら(チーム嵐)の未来照らして 高く舞い上がれ。


これ、今日で終わりかもしれないメッセージじゃない。

どんなに嵐が大切でも、ずっと5人で、なんて簡単に言える訳じゃないんだ。

でも、また会えるよねって、届けてくれてる、きっと。


翔くんがね、

“あの時 あの場所で また会えるかな”

のところを

“また会える…よね!?”

ってファンに力強く振ってくれて。


再始動のことはさ、嵐さん自身もどう転ぶかわからないと思うの。

そんな中、リップサービスやその場の雰囲気で、守れないかもしれない約束はしない。

あとで裏切ってしまうかもしれない発言はしない。

そんな5人が大好きで、言葉で伝えられない分、歌詞に込めてくれてるんだと思うの。

それが、今の嵐さんの、精一杯の誠意なんだなって、

言葉よりも大切だから、コンサートといういちばん大切な場で、歌に乗せて伝えてくれたんだなって。。


This is 嵐の、5つの光が星になる演出もすごく素敵だった。


ピカダブのとこ、ほぼ心音ちゃんとのDMからコピペして手加えただけだから、既視感あったらごめんね。笑