わかってきたような・・・! | 湯浅玲子 An die Musik~音楽に寄せて

湯浅玲子 An die Musik~音楽に寄せて

音楽学・音楽評論に関する執筆活動と、
杉並区阿佐ヶ谷の楽典とソルフェージュ、楽曲分析のための音楽教室「アルス・ノーヴァ」をご紹介しています。

こんばんは。

ここ数日の陽気で、玄関前の紫陽花が一気に咲いてきましたが・・

昨日の雨で、水分の重みに耐えきれなくなって、うなだれてしまいました。

自分の重みに耐えられない品種なのか、

剪定が悪いのか(毎年バッサリ切っているつもりなのですけど)。

 

これからしばらくの間、「反省している紫陽花」がお楽しみいただけます。

あまりにも下を向いて枝が折れそうな紫陽花は

玄関に飾りました。

 

さて、ソルフェージュのレッスンにいらしているNさん。

付点が苦手・・とのことでしたが、

数回のレッスンを経た先日、

初見の課題を見て「あれ・・・?」

 

何かわからないことでもあったのかと思ったら

「なんか・・わかってきたような気がします」

と、一言。

付点のリズムに自信がついてきた様子なのです。

「苦手だったはずなのに、わかる・・・」

と、戸惑いを隠せないNさん。

 

Nさんは、嬉しいというより

「なんでわかるようになったんだろう」

と、その理由を探るべく考え込んでいました。

今まで何だったんだろう、と思ったのでしょうね。

考え込んでしまうほど、苦手だったということでしょうか。

 

リズムでも視唱でも付点を集中的に取り組んできましたが、

わかるようになったと自覚しただけあって、

この日のレッスンは、スラスラできていました。

 

Nさんが付点を克服できたのは(私の予想ですけれど)

♪理論で納得

♪正確に数える

♪たたいて、歌って体感

のステップを確実に積み重ねたからだと思います。

特に、最後の「歌う」は

「これがひとりでできればもう大丈夫」的な要素かと思います。

 

付点音符は、様々なパターンで登場しますので、

Nさんにはいろいろ体験していただいて、

自信をつけていってもらいたいです。