こんばんは。

泉奏です。

「こんばんは」というのはブログでは初めてかもしれませんね。

2021年12月31日。

これが最後のブログになります。

皆さまに伝えたいことを...と思うとやはり感謝の気持ちでいっぱいになります。

「ありがとうございます」と何度でも伝えたくなります。

アルスマグナに入ったとき、自分の人生にはなかったことの連続でした。

なにが正解かもわからないまま色々と行動していました。

ライブをしていても見てくれる人はわずか...

まだゼロではなかったことがその時は救いだったのかもしれません。

沢山の人に知ってもらう為に、ビラを配りに行った日もありました。

受け取ってくださった方もいらっしゃいますが、断られた数の方が多かったです。

いつになっても見に来てくださる人は中々増えませんでした。

なんのために踊っているのだろう...そう思う日々がありました。

そんな中、「先生から踊ってみたをやってみよう」と話をいただき、みんなでやってみることにしました。

最初はそこでも見てくれる人は少なかったです。

そこでまた道を示してくれたのは先生でした。

そして、ギガンティックO.T.Nを通して知ってくださる方が増え、そのあとも動画をあげ、ダンマスという大きなイベントに出演できることになりました。

メンバーにも言っていませんでしたが、個人的にここに全てをかけてみようと思いました。

今できるダンスで勝負してみようと。

それがあのクラウドライダーです。

あの日の夜、イベントが終わってから先生から電話をいただいて「ありがとう」って言われたことは今でも忘れられません。

その後、DVDメジャーデビューをさせていただいたり、全国ツアーもさせていただきました。

そこからは怒涛の日々だったのを覚えています。

ライブの他にも様々なことを経験させていただきました。

色々な人にも出会わせていただきました。

やはりアルスマグナに入って話さずにいられないのは武道館です。

先生から「武道館に行きたいんだよね」とお話があった時は正直行けるとは思っていませんでした。

というよりも、武道館というものがまだとても先に感じていて、その場所を見ようとしていなかったという気持ちがあったかもしれません。

でも、その一言から武道館という場所を自分でも見るようになりました。

そして実現した初めての武道館。

あのビジョンが開いて、皆さんに見せていただいた景色...

今までの全てが報われた気持ちになりました。

「あぁ、やっていて良かった」

そう思いました。

あの日に披露した和物メドレーでの千本桜。

センターを任せていただきました。

あれは、まだ武道館が決まる前の話です。

それぞれのメンバーのセンター曲がある中、おれのセンター曲というのはなかったんです。

でも、おれはみんなと一緒に踊れれば良かったのでそれでも良かったのですが、

先生から「泉、センター曲なくてごめんね。泉のセンターのやつは武道館でやりたいんだ」って言われていたんです。

そんな話があり、武道館が本当に決まり、センター曲をやらせていただくことになりました。

千本桜に限らずですが、他の曲もそうですし、クラウドライダーのソロのところもそうです。

一緒にステージに立っているメンバーがいるからこそできるんです。

本当はどう思っているかは当人ではないのでわかりませんが、少なからず「ここはお前に任せてるよ」という気持ちを受け止めて踊らせていただいています。

一緒にいるメンバーに恥じないよう、任せて良かったと思っていただけるよう踊っていました。

それを踏まえて、自分の表現をしっかりと届けられるように。

そして、それが見ている人のなにかを動かせられるように。

アルスマグナって良いよねって思っていただけるように。

自分の表現ができるときに素直に表現できるメンバーがいることは幸せだなと感じました。

大変なこともありましたが、アルスのメンバーとメイトの皆さまといる時間はどこにいても好きな時間でした。

想い出を話せば10年分あるのでこの言葉でまとめさせてください。

そして月日は流れ、卒業について話し合う中で「卒業するなら5人でしよう」と決まり今に至ります。

新メンバーの6人とも今は仲良く話せるようになっているとおれは思っているのですが、どうなんでしょうね。

ただ、この先もおれにできることがあればしたいなと思っています。

相談があればちゃんと受け止めたいなと思っていますので連絡ください。

メンバーに言えないことがあればそのことでも良いです。

1人で抱え込むのはやめましょう。

おれがそのタイプの人間なので人のことを言える立場ではないかもしれませんが、そのタイプだからこそ言わせていただきました。

新メンバーが活動してくれることでアルスマグナという存在が続いていくことを嬉しく思います。

そして、メイトの皆さまへ。

まずはこの日までありがとうございました。

出会ったタイミングはそれぞれだと思いますが、1人1人とそれぞれの想い出があることが嬉しいなと思います。

嬉しいこと、楽しいこと、辛いこと、苦しいこと、活動の全てはメイトの皆さまがいるからと頑張ることができました。

泉奏を知ってくれてありがとうございます。

泉奏を好きになってくれてありがとうございます。

皆さまはおれに生きる喜びをくれました。

生きていたら大変なことも辛いこともあるけど、頑張ったらこんなに楽しいんだ、幸せなんだということを教えてくれました。

この10年間に悔いはないです。

今自信持って言えます。

幸せな10年間でした。

ここからはおれのわがままではありますが、これからもどこかで泉奏のことを、オリジナルメンバーのことを思い出してくれたら嬉しいです。

おれも映像とか色々見たりして、皆さまのことを思い出してまた頑張らせていただくと思います。

長い文章を読んでいただきありがとうございました。

改めて...

10年間、本当にありがとうございました。

アルスに出会えて、皆さまに出会えて幸せです。

これからも皆さまのことが大好きです。

では。