作.AC真駒内マラソン(2018年11月3日開催) | 【体重86,5kgからのサブスリー挑戦記】10戦目で悲願のサブスリー達成!

【体重86,5kgからのサブスリー挑戦記】10戦目で悲願のサブスリー達成!

・陸上未経験(完全ぼっち)
・雪国在住で1年の内5ヶ月は雪まみれ
・練習の98%は5〜10kmのスロージョグ
・レース2ヶ月前から7回のレースペース走(10km×1・20km×5・30km×1)
・月間走行距離 約200km
でも、メンタル強化で2020年に公認大会でついにサブスリー!

今年で5回目の大会ですが、1回目・3回目に出場して、いずれも猛吹雪・低温・強風などの悪コンディションで良いイメージがありません。 しかし、今年は気温12度前後で風は緩く、良いコンディションになりました。
このレースに合わせてきたわけではありませんので身体はしぼれておらず、ポイント練習も20kmのペース走を4分15秒で一回走っただけです。 とはいえ、今の現状把握のためにもサブスリーのペースメーカーに付いて走りました。

コースは、真駒内セキスイハイムスタジアムから真駒内公園、豊平川河川敷に出て折り返す1周10kmを4周回+公園内の2,195kmです。
競技場を出るとまずは真駒内公園の登り坂が始まり、ここは1周目からすでに必死で、ちょっと集団から離れますが、下りですぐに追いつきます。

この大会は、公園から河川敷に出るまでの片側1人分しかない往復2kmくらいの狭い道がポイントであることは、過去2回走っていますので分かっていました。 狭い道では、1列になって走りますので、集団の中盤以降は前が詰まってペースがガクンと落ちてしまい、その間にも先頭側はどんどん進んでいきます。 集団が大きいと先頭と最後尾では、15秒近い差がついてしまいます。 往路は、河川敷に入ったところでペースが落ち着くため、折り返しまでに自然と追いつけますが、復路での出遅れはもう大変です。 復路の狭い道を抜けると競技場に戻りますが、緩やかな登り坂もありペースメーカーのペースも落ちないので、かなり遅れてしまいます。
そのため、折り返し前の給水は取らずにそこで一気にペースメーカーの後ろに付く作戦を考えていました。 給水は、折り返し後にもありますので、ここで取らなくても問題ありません。 そして、復路の狭い道に入る前には集団の先頭に位置しておくことで遅れを防ぐことができます。

この作戦がうまく進み、やはり集団で走っていると本当に楽で、スピード練習もしていない状態でもサブスリーペースにかなり余裕を感じていました。 集団は徐々に絞られてきましたが、呼吸もほとんど乱れないまま20kmを経過して、3周目に入ります。 ここでも折り返し前の給水は取らずに前へ出て、しっかりと集団の前で走っていました。 28kmくらいでペースメーカーの松田さんから「残り1時間です」という声がかかりホッとしたのもつかの間、狭い道へ入る前の登り坂でスルスルと集団の後ろの方に下がってしまいました。
すると、やはりペースが4分24秒まで落ちてしまい、狭い道を抜ける頃には先頭とかなり差ができていました。 30km通過時で先頭から15秒は遅れており、公園の登り坂でさらに離されて、集団は見えなくなり、精神的に追い込まれていきました。

河川敷までに追いつけばまた楽になることは分かっていたので、何とか懸命に追いつこうと頑張りますが、狭い道で遅れた分のタイムを取り戻すだけペースアップできず、河川敷へ出るころにはサブスリーの勝負は終わってしまいました。残り10kmはジョギングペースでしか走れず、3時間10分でフィニッシュしました。

今回は、3周目の復路で狭い道へ入る前に、集団の後ろへ下がってしまったことが敗因であることは明らかです。 30km前までの余裕度を考えると、あのまま前の方で走れていればもしかしてという思いもあります。 狭い道でペースが落ちるのは自分の意思ではなく仕方がないという点が悔やまれるところですが、そこで失ったタイムを取り戻すための地力がなかったことも確かです。 

この大会は、往復の狭い道をいかに攻略するかが鍵になります。 集団の後ろでレースを進められるのは、そのペースに対して余程の余裕がある方だけです。 特に後半は周回遅れのランナーも出てきて、狭い道はさらにごった返してペースが落ちてしまいます。

脚のトラブルとしては、15kmくらいから両足裏の付け根あたりがマメっぽくなり、カーブを曲がる時には擦れて痛みがはしります。 走り終わって足裏を見ると、不思議とマメにはなっていませんでした。 靴下がもう履きすぎて薄くなってきているのかもしれません。 また、残り10kmがジョギングペースだったため、ダウンジョグ状態になりひどい筋肉痛にもならず、3日のオフでまたランニングを再開できました。 

次はいよいよ本命レースの紀州口熊野マラソンです。 今回のレースでの課題をクリアにして、目標を達成できるように頑張ります。