こんな時に限って、レース当日の天気は晴れで気温も10度を少し超えるくらい、風はほとんどない最高のコンディションです。
スタートロスは17秒で1kmあたりからはスムーズに走れました。状態は良くないですが、とりあえず目標ペースの4分12秒を目標に走り出します。
異変は3kmで早くも訪れます。右のふくらはぎがズキズキ痛み出し、スピードが全く上がりません。呼吸も苦しいながらも頑張って走りますが、15kmでもうペースを保てなくなりました。
ハーフは、1時間29分台で通過しましたが、もう心を奮い立たせる力が残っていなくて、ずるずるとペースダウン。そこからは淡々と5分30秒のジョギングペースで残りのハーフをダラダラと走りました。このペースなら痛みはなく走れます。
とんでもない数のランナーに抜かされながらも、黙々と走り続けます。3時間半でゴールしても何も嬉しくありませんが、走れない怪我でない限りレースは絶対に捨ててはいけません。その思いで3時間24分8秒でフィニッシュしました。
スタート前にレースシューズに履き替えて流しをしても、全然スピードに乗れない感覚がありました。その段階で弱気になっていた自分と、絶対にイケるという強気な気持ちが混じり合って、結果的に収穫を探すのが難しい盆レースを演じてしまいました。3回連続完走記念のメダルは嬉しいです。
サブスリーペースに対する抵抗はないので、あとはロング走で長い距離に対応できる力を付けなければなりません。100kmマラソンを9時間30分台で走れるので、どこかで自分はロング走などしなくても、フルマラソンくらいは走りきれると勘違いしていたところがありました。改めてウルトラマラソンとフルマラソンは別物ということを感じた今年の古河はなももマラソンでした。