労災、健康保険、厚生年金は、労働者の生活の補償をする制度です。
でも、こういった制度の給付を受ける場合には、自分で請求を行わないといけないものがほとんどなので、よく制度を理解しておいた方がよいです。
まずは、労災の制度を適用させるには、「業務上」なのか否かがひとつの判断基準となります。
基本的には次のように覚えておくと便利です。
(1)労働者がけがや疾病で病院にかかる場合
① 労災である場合は、治療費はかからない(労災保険適用)。
② 労災でない場合は、治療費は3割負担かかる(健康保険適用)。
(2)労働者がけがや病気で休業となる場合
① 労災である場合は、給料のおよそ8割が補償される(労災保険適用)。
② 労災でない場合は、給料のおよそ6割が補償される(健康保険適用)。