アメコカ☆セナ君

 

 

 

今年1月30日、ネグレストの末、飼育放棄犬として佐世保市保健所に保護され

私たちの元にやって来て、早いもので8ヶ月たちました。

屋外で暮らしていたセナ君。

自分の排泄物が体中にこびりつき、

背中は曲がり、その重さで歩くこともままならない状態でした。

 

 

(出所後入院治療中) 

 

引出し当初は、ウンチをまき散らしながら落ち着きなく動き回り、

踏み踏みして部屋中がウンチまみれになっているという

預かり泣かせの状態が続いていましたが、

少しずつ室内での暮らしにも慣れてきて、体調も安定し、

便の状態も良くなり、随分お世話もやりやすくなってきました。

 

 

 

 

 

未去勢でしたが、預かり宅の女の子たちを追いかけまわしたりすることもないし、

他のワンコや猫さんに対しても、ソツなく一緒に居ることができる紳士なセナ君。

 

 

 

 

一緒に暮らしてきてわかったコト・・・

セナ君は、家族の中でもひとりの人を決めて頼りにしているようです。

我が家ではワタシ、昼間の預かり先ではkaorinさんというように。。。

 

ワタシの傍に居ると、足元でゆったり過ごすことが出来ますが、

寝ているように見えても、ワタシが動くとすぐに起きてついて回ります。

もともと甘えん坊で構って欲しい性格のようなので、

寂しくて寂しくて…構って欲しくて仕方がないみたいにみえます。

 

推定年齢12歳のおじいちゃんワンコのセナ君。

いったいどの位、人と触れ合えない外での生活をおくってきたのかはわかりませんが、

セナ君にとってその暮らしは、辛く悲しいものだったと思います。

その悲しみは、今でもセナ君の心の底にずーっと残っていて・・・

 

だから、言葉が話せないセナ君の

「もうひとりはイヤだよ、寂しいのはイヤだよ」という気持ちが、

ついて回るという行動に出ている様に思います。

 

おじいちゃんだし・・・

眼は見えないし・・・

新しい家族に出会えるのか・・・

不安になるコトもありますショボーン

 

でも・・・

 

セナ君にも、セナ君を愛してくれて、大切にしてくれてる家族を見つけてあげたい・・・

思う存分甘えられて、もうついて回らなくても大丈夫なんだって思えるような

安心に包まれた生活をおくってほしいなぁと願っていますおねがい

 

 

「預かりさんのおうちで楽しそうに過ごしているから幸せですよね」と言われますが、

保護犬さんにとっては、預かり宅は「仮のおうち」です。

保護される前の生活に比べると、飢えることもなく、快適な室内で安全に暮らせるけど、

預かり宅のワンコ達もいる中での共同生活では、

多少なりとも遠慮しながら暮らしているのです。

 

セナ君の場合、みんなでオヤツを食べる時も、

自分が先に欲しい~なんてワガママ言わないし、

うちの子達が甘えてくる時も、

しれ~っと寄って来て、じーっと見つめてる(見えないけど)感じです。

 

 

 

 

 

今は、心や身体の傷を癒して、未来の家族との出会いを待っている・・・

その日が、いつやって来るかはわからないけれど、

セナ君にもチャンスがあるんだって信じて、

一緒に待ってようねぇ~

 

セナ君の心から、悲しみと寂しさがなくなる日がきっと来るよ!

 

 

 

 

 

 

 

<おまけ>
フェンスに挟まって動けなくなるセナ君
おじいちゃんアルアルですよねー笑笑

 

 

 

 

 

 

この後、自力で脱出してましたーOK
 
 

☆セナ君のプロフィールはコチラ→https://ameblo.jp/arsasebo/entry-12573872686.html?frm=theme

 

お問合せはコチラからお願いします→http://ws.formzu.net/fgen/S12688979

 

 
(担当:みちゃ)