昨日(3月21日)は、田子の浦漁港しらす漁の解禁日でした。うっかりしてました。
本日(3月22日)、一斉出漁を見に行きましたが、遅くなってしまい5時45分には既に漁船は灯台付近でした。
本日は16艘が一斉に出漁、田子浦方面、元吉原方面それぞれ8艘でした。
初日は、約300キロの水揚げとのことで、昨年よりも少ない出だしということですが、今年こそは多くのしらすが捕れますように、祈るばかりです。
 
漁網倉庫が撤去されました。まだ作業途中ですが、富士山が綺麗に見える新たなスポットになります。
以前にも書きましたが、田子の浦港漁協食堂とふじのくに田子の浦みなと公園をつなぐ港湾管理道路及び周辺は「プロムナードゾーン」と位置付けられています。
そして、魚網倉庫跡地は、「新たなにぎわいづくりの創出の可能性を秘めた目玉スポット」と位置付け、新たな空間創出を図ることとなっています。
来年度(令和6年度)は、漁網倉庫跡地の暫定的な空間の整備を行い、民間団体等が行うにぎわい活動への支援のほか、新たなにぎわい拠点にふさわしい利用方法を検討し、民間活力導入やプロムナードゾーンの歩道改修方針の検討、イメージパースの作成等を行う予定とのことです。
 
田子の浦漁港のしらす漁法は、網をおろしてから引き揚げるまですべて一艘の船で行う“一艘曳き”です。しらすを傷つけず、短時間で水揚げし、瞬時に大量の氷でしめ、すぐに港へ戻るため、ぷりぷり感と鮮度が抜群です。
漁船の大きさは4t~6t以上、エンジン出力は400~800馬力ということです。魚網の材質はクレモナで、網の長さは200~250m、しらすを入れる袋の部分だけでも30m前後あり、しらすを大小に選別するため中袋を付けた二重構造となっているようです。
 
田子の浦漁港で水揚げされる「田子の浦しらす(生しらす及び冷凍生しらす)」は、平成29年(2017年)6月23日に、産地ブランドを知的財産として保護する、地理的表示(GI)保護制度に登録されました。
これは生産者(漁師)の皆さんが、田子の浦の立地に合わせて、また立地を生かした、しらす漁と鮮度向上の方法を長年、追求してきた事と、それにより産物(しらす)が抜群の鮮度である事が評価されたものです。