ステップ④~コミュニケーションの概念を変える~
「コミュニケーション」と聞くと、多くの人は
・人と上手に話すこと
・気持ちをうまく伝えること
・人間関係を円滑にすること
そんな“外側”に向けたイメージを持つのではないでしょうか。
もちろんそれも大切です。
けれど、ハピキャリが大切にしているコミュニケーションの軸は、少し違います。
それは――
“自分とのコミュニケーション”を土台にすること。
なぜなら、自分との関係性がそのまま、外側の世界との関係性に映し出されるからです。
こんな経験はありませんか?
・本当は疲れているのに「大丈夫」と言ってしまう
・嫌だと思ったのに笑って受け入れてしまう
・頼まれごとを断れず、あとでモヤモヤする
・言いたいことがあるのに、飲み込んでしまう
これらは一見「対人コミュニケーション」の問題に見えます。
でも実は、その前段階にあるのが自分とのコミュニケーションです。
たとえば――
本当は疲れているのに無理をしてしまう人は、
「私は今どれくらい疲れている?」と自分に聞いていないかもしれません。
嫌だと感じたのに受け入れてしまう人は、
「私はこれを本当はどう感じている?」という声を拾えていないかもしれません。
外にうまく伝えられないのは、内側の声がまだ自分に届いていないだけ、ということもあるのです。
では、自分とのコミュニケーションとは何でしょうか?
それは、特別なことではありません。
・今、私はどんな気分?
・本当はどうしたい?
・これは“やりたい”からやっている?それとも“やらなきゃ”?
・この選択は、私を幸せにしている?
そんな問いを、優しく自分に投げかけること。
そして答えをジャッジせずに聞いてあげること。
「そんなこと思っちゃダメ」
「もっと頑張らなきゃ」
「ワガママだよ」
と否定するのではなく、
「そう思ってるんだね」
「本当はそう感じてたんだね」
と、ただ受け止める。
それが、自分とのコミュニケーションです。
具体的な例をあげると・・・
① 仕事でモヤモヤしたとき
「上司が悪い」と外側に向く前に、
「私は何が嫌だった?」と聞いてみる。
→認めてほしかったのかもしれない。
→大切に扱われたかったのかもしれない。
本当の願いに気づくと、伝え方が変わります。
② パートナーにイライラしたとき
「なんで分かってくれないの!」の前に、
「私は何を分かってほしかった?」と聞く。
→不安だった
→寂しかった
→一人にしないでほしかった
怒りの奥にある本音に気づけたとき、
コミュニケーションは“攻撃”から“共有”に変わります。
③ 子どもに強く当たってしまったとき
「ちゃんとしなさい!」の裏にあるのは、
「ちゃんと育てられるか不安」という自分の気持ちかもしれません。
自分の不安に気づけたとき、
子どもにぶつけるエネルギーは優しさに変わります。
自分の本音を後回しにし続けると、どこかで必ず歪みが出ます。
突然涙が出たり、理由もなくイライラしたり、人間関係がこじれたり・・・
それは、あなたの中の小さな声が
「ねえ、私の話も聞いて」とサインを出しているのかもしれません。
不思議なことに、自分を満たしてあげると伝え方が変わります。
自分の気持ちを丁寧に聞いてあげるだけで、外側へのコミュニケーションは自然に整っていきます。
無理に“うまく話そう”としなくてもいい。
まずは
「私はどう感じている?」
「私はどう在りたい?」
ここが整うと、言葉はあとからついてきます。
ハピキャリが目指すのは、外側をコントロールすることではなく、
自分との関係を深めること。
自分とのコミュニケーションが優しくなると、世界は驚くほど優しくなります。
今日、たった一つでいいのです。
「私は今、どうしたい?」
その問いを、自分に向けてみてください。
あなたの人生のコミュニケーションは、そこから静かに、でも確実に変わり始めます![]()
