世界の車窓から
今日はコロンボへ向かいます。
スリランカの電車からの車窓は、アジア一だと言われています。
だからゴールーコロンボ間を電車で移動しようと思いました。
が、残念ながら工事中でゴール-コロンボ間は運休中でした…
アルトゥガマという所までバスで行けば、コロンボ行きの電車があると教えてもらったので、そのルートで行くことに。
しかしコロンボへの直通バスならいっぱい出ているのですが、アルトゥガマ行きは殆どありません。
「どうせ目的地はコロンボなのだから、直通に乗った方が快適なはずだ！」
「電車もバスも結局目的地は一緒だろ？」
「どうしてわざわざ遠回りしてまでも電車にこだわる？」
あちこちからこんな声が聞こえてきました。
いや、彼らが言うことは何も間違ってないし、最もな意見だと思う。
だけど僕はスリランカの電車に乗りたかったんだよ！！！
速さや快適さは本当にどうでも良かった。
ただ電車に乗ってみたいというだけで、そんなに深い理由もない。
でも、結構こういう感覚を分かってくれる外国人って少ない気がします。
移動を楽しんでいるのって日本人ぐらいじゃないか、って毎回思う。
この感覚を文章にするのはなかなか難しいですが、分かってくれる方がいることを願います！笑
ようやくアルトゥガマ行きのバスに乗り込み、鉄道駅に到着。
赤茶けた車両が何とも良い味を出しています。
いよいよ、待ちに待ったスリランカの電車です。
これくらいのボロさが、一番しっくりきます。笑
そして電車は走り出す。
ガタンゴトン
ガタンゴトン
ゆるやかな時空間がそこにはありました。
ガタンゴトン
ガタンゴトン
風のささやきが聞こえる。
ガタンゴトン
ガタンゴトン
波のざわめきが、心地良いバックミュージックに。
あ！！！！！
コロンボはもうすぐそこ。
一時間ちょっとの短い旅も終わりです。
愉快な家族ともここでお別れ。
こうして旅の出発地点、コロンボに戻ってきました。
ゆるやかな時間が流れた最高の10日間。
ありがとう、スリランカ。