集中力強化大全 即効で頭が冴えモチベーションもUP!
こんばんは。
コミュニケションデザイナーの吉田幸弘です。
今日のおススメの書籍です。
==========================================
■集中力強化大全 即効で頭が冴えモチベーションもUP!
■ライフ・エキスパート(編)
==========================================
クリエイティブな仕事においては特に集中力が
求められます。
そんな集中力を高めるための思考法、ノウハ
ウが学べる一冊です。
それでは特に参考になったエッセンスをご紹介
していきます。
●ツァィガルニック効果は、手作業が中心の
作業よりも、企画やアイデアが欲しいときのク
リエイティブな作業で威力を発揮します。
脳は24時間働いています。
本人が、今日はもう仕事は終わりだ、明日
にしよう、といってパソコンを閉じたあとも、ずっ
と働いています。
だから、仕事終わりには明日考えるための情
報をあらかじめインプットしておけば、その間に
しっかり脳が働いて、明日、思考を始めたとき
にアイデアが湧いてくるかもしれません。
あるいは、夜、シャワーを浴びているときに、
突然ナイスなアイデアが閃くということもよくあ
ることです。
わずか15分の違いが、大きな差になるはずです。
仕事終わり以外にも、このテクニックは使えます。
たとえば、ランチに出る前に、午後に行うはず
の作業に少し手を付けておく。
データの集計中なら一部のデータだけで入れて
おく。
文章を書くような仕事なら、次の段落の頭の
文章をなんでもいいから書いておく。
それだけで、午後の作業にすんなりと入れます。
(P90~91 引用)
クリエイティブな仕事は、中途半端な状態で
終わらせたほうが、休憩後も元のモードに戻り
やすいですね。
また散歩をしたりしている時にアイデアが浮かび、
執筆が進むことはよくあります。
●ギリシャのテッサリア大学が2011年、それま
でにセルフトークについての32の先行研究を改
めて検証し、分析した論文を発表しました。
(この手法をメタ分析といいます)。
その結果、セルフトークには確かに効果がある、
と確認されました。
(中略)
セルフトークには、2つのやり方があります。
1つは「意欲的セルフトーク」。
「私はできる!」「大丈夫、なんとかなる!」
「気合だ!」のように、ポジティブな言葉で自分
を鼓舞するセルフトークです。
もう1つは「指示的セルフトーク」。
「落ち着け、頭を冷やして考えろ!」「しっかり
狙っていけ!」というように、自分に指示を出
すセルフトークです。
指示を出しているのは自分なので、要は、今
なにをすべきかを考えて言葉にしているわけです。
2つのセルフトークには、それぞれ効果がありま
すが、集中力を高めるためにより効果があった
のは、後者の指示的セルフトークでした。
(P130~131 引用)
これは窮地に陥っている自分に対して第三者
的な立場になって声をかけるのが効果的とい
うことだそうです。
確かに私自身、焦っているときなど「落ち着け」
と自分に言いきかせていることがよくあります。
●カフェインの覚醒効果は摂取してから30分後
なので、コーヒーを飲んでから20分の仮眠をすれ
ば、ちょうど目覚めたころにカフェインが効いてき
て、頭がスッキリする、という計算です。
午後の眠気という難敵も、パワーナップ、カフェ
インナップを味方につけて、逆に集中力アップに
利用しましょう。
(P172 引用)
これは早速取り入れ始めています。
今日もコーヒーを飲んでから電車で寝たら、20分
後くらいに起きてすっきりし、読書に集中できました。
●試験勉強をしなくてはいけないのに、なぜか
部屋の片付けを始めてしまったり、忙しくて仕
事が溜まっているのに、SNSをチェックしながら
なかなか仕事に戻れなかったり……。
このような心理を、「セルフ・ハンディキャッピング」
といいます。
自分で言い訳を作って、「今日は作業を終わら
せることができなかった。ついSNSを見てしまった
からだ。明日は頑張ろう」などと、自分を納得
させているわけです。
もちろん、明日は頑張るかどうかは別問題で、
明日は明日でデスクの片付けを始めるかもしれ
ません。
こうしてたいていのことはやってしまって、もう逃げ
道がなくなってしまうと、「しかたない。じゃあ、や
るか」と腹をくくるわけです。
別の言い方をすれば、腹をくくるまでに、それだ
けの手続きを必要としている、ということで、メン
タルが弱いということでもあります。
このセルフ・ハンディキャッピングも「メタ認知」で
やっつけましょう。
やらなければならない作業があるのに、だらだら
とSNSをチェックしようとしたら、自分を一度、
客観的に見つめ直してみてください。
すると、「おっと危ない。これはセルフ・ハンディ
キャッピングに陥っている」と気付けるはずです。
そうすれば、自ら仕掛けたワナにはまることなく、
元の作業に戻って集中することができます。
(P214~215 引用)
執筆の締切が近づいているのに関係ない本を
読みたくなってしまう、なんてことがあります。
そんな時もこれからはメタ認知で、「あれっ、他
のことをしようとしているぞ」と自分に声かけす
るようにしたいと思います。