メンタリズム日本一が教える 「8秒」で人の心をつかむ技術
こんばんは。
コミュニケションデザイナーの吉田幸弘です。
今日のおススメの書籍です。
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■メンタリズム日本一が教える 「8秒」で人の心をつかむ技術
■大久保 雅士 (著)
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初対面なのにいつの間にか普段は話さない
ことまで話してしまった。
ついこの人には何でも打ち明けてしまう。
そんな相手はいませんか。
また、自分が相手の心を開けるようになれ
ればいいことづくめです。
本書は、そんな初対面で相手の心を開く
コミュニケーション術を分かりやすく紹介され
ています。
著者はメンタリズム日本一でビジネス心理
コンサルタントの大久保さんです。
褒めるのが苦手、わざとらしいと思われてし
まうと心配な方、初対面の相手に何を話
したらいいかわからない方、質問をしたいけ
ど相手の気分を害さないか心配な繊細な
方、ぜひ本書を読んでみるとヒントが掴め
るかと思います。
特に営業職の方、営業マネジャーの方は
ぜひ読んでみるといいでしょう。
事例も豊富なため、理解しやすく非常に
実践的な一冊です。
それでは特に参考になったエッセンスをご
紹介していきます。
●つまらない話だとしても、相手の話を
聞くことはコミュニケーションにおいて大事
なことです。
けれども、だらだらと付き合っていては時
間がいくらあっても足りません・
とはいえ、どう話を終わらせればいいのか
わからない。
話を区切ろうとすると、「話を終わらせた
かった」という印象が強まり、相手を不快
にさせるかもしれません。
腕時計をちらちら見たり、テーブルの上を
片付け始めたり、こんな行為は「早く帰
りたい」と言っているようなものです。
会話の終わらせ方によって印象が変わ
ってくるので、けっこう重要なのです。
「すみません。この後予定があって」や
「ちょっと時間ががなくて」と切り上げる
こともできますが、相手を申し訳ない気
持ちにさせてしまいます。
だからこそ、「長い会話は感謝で終わら
せる」のです。
「○○さんと話していたら、いつも楽しく
なってしまいます。ありがとうございます」
「今日もたくさんのお話を聞かせていた
だき、本当にありがとうございました」
話が長くなってしまったのは、「あなたの
話が面白かった」「興味深い内容だっ
た」としたうえで。「ありがとう」という感
謝の気持ちを伝える。
そうすることで、「話が長かったな」と相
手に申し訳ない気持ちを感じさせない
ようにするのです。
(P105~106 引用)
話が長引いたとき「ではそろそろこの辺
で」といった言い方だと、相手は何だか
気分を悪くしてしまうかもしれません。
あるいは、申し訳なかったなと思ってし
まうかもしれません。
どちらにしても気まずさが残ってしまいます。
そんなとき、感謝の気持ちを伝えれば、
相手を傷つけないですみます。
この方法は目から鱗でした。
●人は褒められれば誰だってうれしいも
のですが、あからさまだ逆効果です。
しかし、突き抜けて褒めると、効果抜群
なのです。
では、どう褒めるか。
語尾に「~すぎ」を付け加えて質問する
だけです。
相手の勤勉さを褒めたいとき、「○○さ
ん、真面目ですね」と伝えても、なんだか
褒められた気がしません。
しかし、褒めちぎると違います。
「○○さん、自分に厳しすぎるんじゃない
ですか? ストイックすぎますよ」
他の例も示しましょう。
「後輩たちに優しすぎませんか? 私た
ち甘えちゃうじゃないですか」
「プレゼンうますぎませんか? 次に話
す私の出る幕がないですよ」
これくらい褒めちぎりながら質問すると、
相手は否定できません。
(P133~134 引用)
ここまで褒めちぎられると、否定すること
はできない、嬉しさしかないですね。
これは取り入れていきたいと思います。
●「言葉」ではなく、「感情」をオウム返
しするのです。
「最近、お客様を怒らせちゃって落ち込
んだよ」と相手が言ってきた場合、その
ままオウム返しすると、「お客様を怒ら
せちゃったのか、それは落ち込むな」です。
では、感情のオウム返しはどうなるでしょ
うか。
「え!? それは落ち込むな~」と相手の
落胆の感情の部分を返すのです。
(P181 引用)
感情の部分に共感してもらえれば、相手
もほっとして心を開いてくれそうですね。