儲かるコンビニフランチャイズの教科書
こんにちは。
人材育成コンサルタントの吉田幸弘です。
今日のおススメの書籍です。
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■儲かるコンビニフランチャイズの教科書
■長瀬 環 (著)
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著者はコンビニフランチャイズを7店舗経
営されている長瀬さん。
フランチャイズの本というと、本部の方が
書くようなイメージがありますが、本書は
実際に加盟されているオーナー側の方の
本ということで、興味深く感じて拝読し
ました。
多店舗展開のメリットから初めてフランチャイ
ズに加盟をしようか検討している方まで幅広
く参考になるなと感じます。
特に最初のパートでできるだけお金をかけた
くない方向け、お金がかかってもいいので大
きなリターンが欲しい方向けなど、色々な
観点の方への解説がされていた点に、「こ
んな考え方もあるんだな」と気づきをいただ
けました。
なお、人材育成や採用についても詳しく触
れられていて、特にアルバイトの方の多い職
場で人材育成をされている方には、必読の
一冊です。
それでは特に参考になったエッセンスをご紹
介していきます。
●世の中には定数を変えようと時間を使っ
ている人が非常に多いからです。
「立地が悪いからどうにかしてほしい」
「売れ行きの良い新規商品が出ないから
困っている」
「同じセールをやり続けているので、お客様
に飽きられている」
これらはよく私が聞く不満ですが、そこで
嘆いても、変わるものではありません。
定数的な性質に不満を持っても、
変えようとしても時間の無駄です。
変わらないのですから。
変えることが難しい定数を変えようとする
のではなく、与えられたものの中で成果に
結びつく「変数」に注力することが大切です。
(P118 引用)
変えることができないことを嘆くのではな
く、変えられることに目を向けていく。
これはどの仕事においても大切なことか
なと思います。
そうしないとストレスが溜まっていくばかり
ですね。
フランチャイズの場合、本部との人間関
係の悪化につながるかもしれません。
意外に変えられることなのに気づいてい
ないこともあるものです。
変えられることに目を向けていきましょう。
●そのパチンコ店が閉店している半年間、
店舗の売上・客数は激減しました。
もし、その店舗しか経営していなかったら、
ゾッとします。
しかし、当社は他にも店舗があることで、
1つの店舗の売上が下がったダメージ
を他の店舗で補うことができ、倒産の
危機に直面するような事態にはなりま
せんでした。
このように多くの店舗を持って立地を分
散させることは、外部環境の変化によ
る廃業リスクを軽減させることになります。
多店舗展開は収入を最大化させる
「給料が増える」ことが注目されがちで
すが、立地分散によるリスクヘッジで
「給料がゼロにならない」ことこそが最
大のメリットです。
(P170~171 引用)
著者の長瀬さんの経営されているコン
ビニの近くにパチンコ店があり、半年間
休業したそうです。
すると店舗の売上・客数が激減したそう
です。
その際、長瀬さんは多店舗展開されて
いたので大きなダメージを受けずに済ん
だそうです。
確かに駅のなかにライバル店ができてしま
った、なんてこともあるかもしれません。
あるいはコロナ禍のような不可抗力の出
来事も起きるかもしれません。
1つのことに集中し、極めることはいいこ
とですが、広げておかないと大打撃をくら
う危険性は、他の仕事でもありますね。
改めて感じます。