科学的に元気になる方法を集めました | リフレッシュコミュニケーションズ 吉田幸弘

科学的に元気になる方法を集めました

こんにちは。

 

 

人材育成コンサルタントの吉田幸弘です。

 

 

今日のおススメの書籍です。


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■科学的に元気になる方法を集めました
■堀田 秀吾(著)
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最近ちょっと元気が出ない、イライラする
ことが増えている。


そんな方におススメなのがこの一冊です。


ストレスを小さくできてパフォーマンスを
最大化する38の研究を明治大学教
授の堀田氏がピックアップしてご紹介
されています。


すぐに実践で取り入れやすいものばか
りなのです。


ストレスは知らぬ間に蓄積しているもの
だし、ゼロにはできないもの。


ですから意識的にストレスと向きあう方
法、溜めないように事前に防止する方
法をこの機会に知っておくといいでしょう。


それでは特に参考になったエッセンスを
ご紹介していきます。



●「近頃どうも良いことがない」「最近
ピリッとしない」などと悩みを抱えている
と、その違和感が積もり積もって自分
の力を奪っていくものです。


がんばっているはずなのに、いったい、何
が間違っているのかわからない……。


そんなときにおすすめしたい方法が、「や
らせの成功体験」をつくることです。


どういうことかというと、どんなに簡単な
ことでもいいので、自分が絶対に実現
できることを目標として設定し、それを
ちゃんと実現=目標達成するのです。


成功体験は脳の快楽物質であるドー
パミンの分泌を促し、元気を出すには
一番の方法です。


成功体験は、志望校に合格したとか、
入りたい企業の内定をもらえたとか、
昇進したとか、そういう大きなことだけ
でなくていいのです。


それほど大きな目標ではなくても、人は
自分で設定した目標をクリアできると
満足できます。


(P85 引用)


最近、いいことないななどと思った時は
何か成功体験がないか探すようにして
います。


小さくても成功体験は見つかるもので
す。


例えば、Twitterを始めて2週間毎
日投稿し続けている、毎日3km歩い
ているでも。


もし見つからなければ、達成しやすい
目標を設定するのもいいでしょう。


達成すれば、だんだん元気も出てきます。


ノッてきたら目標を大きくしていくのも
いいでしょう。



●脳にはネガティブな情報のほうに価値
を見出しやすい傾向がある、ということで
す。


この効果を「ネガティビティ・バイアス」と言
います。


心理学者のジョナサン・ハイトは自著「し
あわせ仮説」でこのように述べています。


「人の心というものは、良い物事に比べ
て、同程度に悪い物事に対して、より
すばやく、強く、持続的に反応するとい
うことが心理学者によって繰り返し見出
されている。


私たちの心は、脅威や侵害や失敗を発
見して反応するように配線されているた
め、すべての物事を良く見ようとしても、
単にできないのである」


要するに、ネガティブな情報が気になる
のはあたりまえのことなのです。


(P128~129 引用)


会ったことのない人に対して、ネガティブな
情報が入ってくるとついそれを信じてしま
いがちです。


しかし会ってみたら「いい人だった」と思っ
たことは、個人的には数知れずあります。


100点の人などいないので、減点評価
では見ないように心がけたいものです。


またネガティブな情報を目にすると気に
なってしまう人は、意識的に情報をシ
ャットアウトするのもいいでしょう。



●なぜ自律神経を整えることができる
のかというと、「デフォルト・モード・ネット
ワーク」といって、何もしていないときに
脳が整理されて、リセットされるからです。


つまり、他に何もしない状態をあえてつ
くるのがよく、「お茶をゆっくりと淹れる」
と自然とぼーっとした状態に近くなるわ
けです。


ですから、ちゃんとした茶葉や豆を買っ
て淹れる必要はありません。


ティーバッグをお湯に入れて持っている
だけでもOKです。


これなら、きっと会社などでもできるはず
です(良いお茶の場合は、香りも良く
て、健康効果やリラックス効果もアップ
するでしょうし、気持ちも高まると思うの
で、少し奮発するのもありでしょう)。


とにかく重要なのは、他のことをせずに、
じっと待つことです。


私が個人的におすすめする方法は、ハ
ーブティーなどを淹れている間に、砂時
計を用意して、砂がただ落ちるのを見
ることです。


(P153 引用)


日々忙しい中にも「ぼーっとした時間」、
いわゆる「リラックスタイム」は意識して
入れたいものです。


特に今はオンラインなどでぶっ続けに予
定を詰めこむことができてしまう時代。


気づけば、ミーティング間の移動時間な
ど、まったりした時間がなくなっているもの。


リラックスタイムを確保しておきましょう。


そんな時間こそ、ふとアイデアがひらめく
ことも多いものですし。


●いざ温泉に行くとなれば大仕事。


なかなか簡単には時間を取れません。


そこでご紹介したいのは、手をお湯につ
けるという「手浴」です。


この「手浴」は、実は医療現場から生
まれたもので、医療現場では、お風呂
に入れない患者さんもしばしばいます。


そこで、そういう患者さんたちにお風呂
に入ったのと同じような効果や感覚を
味わってもらうために実践されているの
がこの「手浴」なのです。


北海道大学の矢野らの脳血管障害
の患者を対象にした研究論文による
と、38度の温水で手を温めると、患
者の痛みが緩和したり、爽快感が増
加したり、前向きな言葉を発するよう
になったり、病気の回復に対する「や
る気」も向上した、と報告されています。


なぜこのようなことが起きるのかという
と、実は、暖かさを感じる「温点」が
もっとも集中しているところが、指、手
のひら、そして前腕だからです。


また、手の血管には交感神経支配が
集中しています。


ですから、手を温めると、これらの神経
に作用して、いろいろな効果が得られ
るのです。


たとえば、寒いときにストーブや焚き火
などに手をかざして温めると、心も癒
されますよね。


あれは、ただ温かいからというだけでは
なく、こういう仕組みだったんだと納得
できます。


(P180~181 引用)


リラックスするためには温泉に行くのが
いいですが、なかなかそう簡単には行
けないもの。


そんな時、「手浴」だったらお手軽にで
きるからいいですね。


個人的には外にいるときに自販機で
購入する温かいペットボトルを購入し
たとき、それを持つだけで手が温まり、
何だかホッとした気持ちになれるのと
同じかなと感じました。

 

 

 

 

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