1位思考 後発でも圧倒的速さで成長できるシンプルな習慣 | リフレッシュコミュニケーションズ 吉田幸弘

1位思考 後発でも圧倒的速さで成長できるシンプルな習慣

 

こんばんは。

 

 

人材育成コンサルタントの吉田幸弘です。

 

 

今日のおススメの書籍です。


==========================================
■1位思考 後発でも圧倒的速さで成長できるシンプルな習慣
■猿渡 歩 (著)
==========================================



世界No.1モバイル充電ブランド「Anker」、
オーディオブランド「Soundcore(サウンド
コア)等を中心に世界100ヵ国以上で展
開するハードウェアメーカーであるアンカーグル
ープの日本法人アンカー・ジャパンの代表取
締役の猿渡氏の著書です。


アンカー・ジャパンは初年度の売上9億円
から、8年後売上300億円にし、モバイル
バッテリーや充電器などで国内オンライン
シェア1位を獲得されています。


重電機などのいわゆるコモディティ製品で、
後発として参入し、1位になった秘訣、
「1位思考」を解説しているのが本書です。


内容としましては、「1位思考」の礎にな
っている6つの習慣を紹介されています。


非常に理論的かつ実践的でわかりやす
く書かれています。


個人的には6つの中の1つである「因
数分解の習慣」を強化していきたいと
思いました。


それでは特に参考になったエッセンスを
ご紹介していきます。



●アウトプットの精度を上げたいなら、
まず自分の引き出しを増やすことだ。


その近道は、様々なことに興味を持ち、
幅広くインプットすること。


仕事に関する知識にとどまらず、アン
テナを高く広く張り、情報を収集する。


自社にストックされた仕事まわりの知
識だけでは、情報が陳腐化し、仮説
を見誤る恐れがある。


同業他社や他業界・他分野の事例
をインプットするのはもちろん、歴史や
スポーツなどビジネス以外の知識から
も、応用できる考え方に出合うことは
少なくない。


自社や伝記を読むと、無意識のうち
に、一時代を担った人間が生きてき
た年代、および、当時の世界情勢、
国内情勢、政治経済、社会、文化、
テクノロジー、風俗、人々の生活など
がわかる。


(P74 引用)


幅広いインプットが視野を広げますね。


書店の普段行かないジャンルのコーナ
ーに行ったりするのがおススメです。


意外な本と出会え、その内容やそこ
から湧き出たインスピレーションが仕事
のヒントになることもあります。


●アンラーニングとは、これまで学んだ
知識や習慣を意識的に捨てることだ。


「学び捨て」とか「学びほぐし」ともいう。


(中略)


世の中の変化が激しく、前に成功し
た方法が通用しなくなってきた。


過去にうまくいったやり方が今後もう
まくいくとは限らない。


ただ、使い慣れた武器を手放すのは
怖いものだ。


子どもの頃から剣術を習得してきた
武士が「明日から刀を捨てて鉄砲を
使え」と言われたら困惑するだろう。


使い慣れた武器を使ったほうが有利
に戦えそうだ。


だが、時代の変化には勝てないことは
歴史が証明している。


過去に勝った戦略や武器で戦い続け、
負けるケースは多い。


人間は前提としてラクをしたい。


同じことをやるのはラクだし、ストレスが
少ない。


「過去こうだったから今後も変えずに同
じことをやったほうがいい」は、成長しな
い人の考え方である。


(P90~91 改訂引用)


成功体験を糧にして自信を持つことは
いいことですが、過信したり、体験から
得たノウハウに固執してはならない。


時代は変化しているのだから、かつての
成功体験もガラパゴス状態になってしまう。


コロナ禍の影響などもあってか、営業で
訪問するのが難しくなった。


極端な話であまりこういう人はいないと
思うが、かつて飛び込み営業でオレは
成功した。


だから部下も気合いを入れてもっと飛
び込み営業をしろ、と言ったところで部
下は聞こうとしないでしょう。


成功を得て再現化できるようにまとめ
たら、後は捨ててしまいましょう。


そのアンラーニングの3つのプロセス方法
を、本書ではわかりやすく説明されてい
ます。


壁にぶつかったら、いやぶつかる前に「ア
ンラーニング」を最近しているか自問自
答してみるといいでしょう。


●未来に視点を置き、理想となる未来像
を描き、そこに向かってアクションを起こすこ
とを「バックキャスティング」という。


手にしたい未来のために、今からアクション
を起こすことはできる。


数年後のあるべき姿になるために、いつま
でに何をすべきかと考えてみる。


私はこの「バックキャスティング思考」を大事
にしていて、「近い将来こうなっていよう」と
考え、それを実行するための仮説を常に考
えるようにしている。


反対に現在や過去のデータから未来を予
測することを「フォアキャスティング」という。


プライベートでもビジネスでも後者の思考法
がより一般的だろう。


(P150~151 引用)


「フォアキャスティング思考」のほうが一般的
ですが、思いを叶えるなら「バックキャスティン
グ思考」ですね。


まず何よりゴールが定まっていないと、回り道
など無駄が多くなってしまう。


以前、とりあえず英語を勉強しようと思ってし
ていたけど、上達しなかったのはこれが要因で
す。


手段しか見ていなかったから、上手くいかなか
ったのです。


バックキャスティング思考でいきましょう。

 

 

 

 

1位思考――後発でも圧倒的速さで成長できるシンプルな習慣