定年後不安 人生100年時代の生き方 | リフレッシュコミュニケーションズ 吉田幸弘

定年後不安 人生100年時代の生き方

こんにちは。

 


コミュニケーションデザイナーの吉田幸弘です。

 

 

今日のご紹介は、大杉潤氏の著書です。

 

 

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■定年後不安 人生100年時代の生き方
■大杉 潤(著)
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2016年に日本でもベストセラーとなった『Life Shift』にもありましたが、人生100年時代になると、従来のように定年後のんびり余生を送っていこうという考え方は難しくなります。

 


定年後35年から40年後、人生があるからです。

 


逆をいえば、それだけの時間があるので、やりたいこともできるということです。

 


大抵の方は定年再雇用を選ぶようですが、著者いわく、この選択は「一番リスクがなさそうに見えて実は一番リスクがある選択」と述べています。

 


年収も大きくダウンしてしまいますし、何よりも65歳で再雇用が終了した後に、稼ぐ手段がなくなってしまうからです。

 


著者の大杉氏は起業を推奨しています。

 


このように書くと、起業なんてそんな大それたことをと思う方もいらっしゃるかもしれません。

 


しかし、ここでいう「起業」は社員を雇って、事務所を借りて、借金をして大がかりにというものではありません。

 


あくまでも「スモールビジネス」で起業をするのです。

 


事務所は自宅兼で、時には近くのカフェで仕事をし、従業員は1人かあるいは家族のみにします。

 


実際、インターネットが発展した昨今では、そのような形でも起業は可能です。

 


本書では、定年後の起業を推進しながら、「コミュニケーション術」「時間術」などを非常に具体的に解説されています。

 


定年を間近にした方だけが対象と思いきや、実は本書は40代の方にもかなりおススメです。

 


なぜなら、定年までに準備をする期間が長くとれるからです。

 


本書では55歳の「役職定年期」とともに、45歳も1つの転換期と述べていますが、非常に共感できます。

 


45歳になると、会社キャリアにおけるゴールがある程度見えてくる時期でもあります。

 


もちろん順調に出世の道を歩んでいく方もいらっしゃいますが、挫折を味わっている人も多いでしょう。

 


その時、人生設計図を描き直すといいのです。

 


ここで無理をしてメンタルを病んでしまうよりは、新たな道を模索する方が前向きな気持ちになれます。

 


それでは特に参考になったエッセンスをご紹介していきます。

 


●会社一辺倒のモーレツ社員ほど、コミュニティーが会社に偏り、知り合いも関係者ばかりという形になりがちなのです。

 


そこで多くの定年退職者の悩みになるのが、定年を契機にほとんどの人間関係がなくなってしまい、「孤独感」を感じる、ということです。

 


(中略)

 


家庭を第1の場所、職場(学校)を第2の場所とすると、第3の場所を作って、そのコミュニティーを大切にし、人間関係を拡げ育てていくのです。

 


この居心地のいい第3の場所を「サードプレイス」と呼びます。

 


会社や仕事だけではない、また家庭とも別の、あなた独自の「サードプレイス」という場を持ち、そこで一定の時間を過ごすライフスタイルを作るのです。

 


もし「サードプレイス」での人間関係が構築できれば、定年後にすべての繋がりが失われる、ということはなくなります。

 


(P114~115 一部引用)

 


サードプレイスを持っておくことは、定年後に限らず、現役のビジネスマンにも必要です。

 


会社で大きな失敗をしてしまった、業績不振に陥ってしまっている、そんなときに他に居場所を作っておくことで、メンタル不全を防止することができます。

 


メンタル不全の大きな要因として「認められていない」ということがあります。

 


すべてを解決することはできませんが、「サードプレイス」にいる間は、自分自身の承認欲求を満たせるし、気分転換になるでしょう。

 


●「本を買って読むことほど、コストパフォーマンスの良い投資はない」

 


多くのビジネス書がそうなのですが、読書家が著者となって本を書いているため、1冊の本の中には著者がそれまでに読んできた書籍のエッセンスが数多く含まれて記載されています。

 


本書もそうですが、数多くの書籍が引用されていたり、巻末に「参考文献一覧」が掲載されていたりして、1冊の本から何冊分もの書籍に関する情報が得られます。

 


(P170 引用)

 


一冊の本を読むことで、何十倍、何百倍のリターンが返ってくるともいいます。

 


●情報のアウトプットを継続していくためには、つねに新しいインプットを継続していくことです。

 


アウトプットの方式にもよりますが、きちんと整理した価値ある情報アウトプットをしていくには、アウトプットする量の100倍から200倍のインプットが必要だと言われています。

 


作家の立花隆さんは桁外れの多読かとして知られていますが、本を1冊執筆するたびに、そのテーマを中心とした本を最低、100冊は読むそうです。

 


本だけで100倍のインプットをしているのです。

 


あなたも「定年後」に、情報のインプットとアウトプットのバランスを取って継続していけば、認知症とは無縁の「知的生活の習慣」を確立することができるでしょう。

 


(P190~191 引用)

 


たくさんアウトプットできる人は、インプットの量が半端ないと言われています。

 


インプットを止めてしまうと、アウトプットの質が落ちてきます。

 


インプットの継続は大切ですね。

 

 

 

 


■□■□4冊目の紙の本、「リーダーの一流、二流、三流」ですが、6刷になりました!□■□


現在6刷で、発行部数は26,000部になっております。


今回の本はタイムマネジメントやマインドなどにも触れております。


2017年4月10日発売 リーダーの一流、二流、三流(明日香出版社)
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■□■□新刊が9月2日発売になりました■□■□


5冊目の紙の本、「西郷どん式 リーダーの流儀」が9月2日に発売になりました。


2018年の大河ドラマの主人公である「西郷どん」こと西郷隆盛さんから学ぶリーダーとしてのあり方を解説した本です。


9章から構成されていますが、各章ごとに四コマ漫画も入っています。


2017年9月2日発売 西郷どん式 リーダーの流儀(扶桑社)
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西郷どんリーダーシップは注目を浴びており、このテーマでの講演の依頼も増えています。


1月23日火曜日にNHK朝のニュース「おはよう日本」おはbizコーナーで西郷どんリーダーシップを取りあげていただきました


https://www.nhk.or.jp/ohayou/biz/20180123/index.html

 


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■2018年1月23日火曜日にNHK朝のニュース「おはよう日本」おはbizコーナーで西郷どんリーダーシップを取りあげていただきました


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