野村克也 100の言葉 人を育て、動かすヒント
こんばんは。
コミュニケーションデザイナーの吉田幸弘です。
今日のご紹介は、野村克也氏の著書です。
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■野村克也 100の言葉 人を育て、動かすヒント
■野村 克也(著)
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リーダーとしてどのように振舞うべきか、どのように部下を成長させるかを学べる一冊です。
野村監督は選手時代の実績もさることながら、監督としての実績も残され、何より人を育てられています。
野村監督が関わった数多くの選手が監督を経験され、名球会にも入られています。
そんな野村監督の名言が詰まった本です。
人生のヒントがたくさん得られるかと思います。
それでは特に参考になったエッセンスをご紹介していきます。
●ちっぽけなプライドこそ、その選手の成長を妨げる
例えば長く持っていたバットを、グリップエンドからひと握り短く持つ。
速い球に対応するには、そちらの方が打てる確率が高く、現役時代の私もそれで本塁打を打っていた。
ところが、ヘボな選手ほど「そんなみっともないことができるか」と自分のプライドが先にきてしまう。
謙虚な姿勢を忘れない選手は伸びていくが、ちっぽけなプライドは成長の妨げにしかならない。
(P89 引用)
営業の世界でも似たところがある。
プライドの高い人ほど「飛び込み営業なんて今どき古い」とか言って馬鹿にしたりする。
成績の上げる人は、手段を問わず、いいと思ったものに地道に取り組んでいく。
営業手法をバカにする人は、まぐれ当たりこそごくまれにあるが、長期にわたって営業成績を上げたケースはほとんどないと思われる。
変なプライドは捨てたほうがいいということですね。
●努力に即効性はなしと心得よ。
でも、努力は裏切らない。
しかし、努力をすればすぐに結果がついてくるという錯覚があるため、結果が出ないと、みんな諦めてしまう。
しかし個人差はあるが、必ず数年後には結果が出てくる。
努力しているからとって、すぐに結果を求めてはいけない。
結果はじわじわ出てくるものだ。
(P96~97 一部改訂引用)
大した努力もしてなそうなのに成功している人は、実は見えないところで大量の努力をしている。
かつて落合博満氏が現役で三冠王を獲ったころ、「オレは練習が嫌いだ」と言うのを耳にしたことがある。
落合さんは練習が嫌いなのに成功したから天才だと言っている人がいた。
確かに素質はあったのでしょうが、実情、見えないところで相当練習していたそうである。
天才と言われる長嶋茂雄さんも、実は相当練習していたそうである。
営業の世界では、本当に努力をしていないのに、一時的に結果を出す人もいる。
でも一時的である。
長くは続かない。
私自身、起業してうまくいかない頃、上手くいっている人を羨んだことがある。
大して成功もしてなそうなのにと。
とんでもない誤解だった。
楽して儲けるとか言って、その人たちはキャッチコピーを必死に考えていたそうである。
キャッチコピー100本ノックとかいって。
成功する人は、見えないところで大量の努力を重ねている。
そして持続している。
何よりも諦めないことである。
成功者の方々の話に出てくる成功の条件に「諦めないこと」というのが出てくる。
確かになと思う。
●結果の出ない選手には、「変われ」と言い続けてきた。
しかし、良くなることよりも不安が先にきて、マイナス思考が働いてしまう。
結果が出なければ、また元に戻して試行錯誤すればいい。
変わるのに必要なのは「勇気」だけだ。
(P101 引用)
人には、ホメオスタシスという機能がある。
生命を維持するために状態を監視し、最適な状態(コンフォートゾーン)を維持しようとするのである。
現状がコンフォートゾーンである。
変化をすると違和感があるので、現状であることを望むのである。
しかし、その抵抗も数日するとなくなるという。
変化を恐れるのは人間の性質なのである。
そこを逃げずにまず変化し、続けてみる。
ダメだったら、また元に戻って試行錯誤すればいいのだから。
確かにそうである。
●感情をコントロールできるかどうかは、一流と二流の大きな分かれ目となる。
どんな時でも平常心で臨まなければいい結果を出すことはできない。
(P135 引用)
イライラしたとき、焦った時、自分の心を平静に保つにはどうしたらいいか。
その方法を身につけておきたいですね。
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