部下がついてくる 動いてくれる リーダーの教科書 | リフレッシュコミュニケーションズ 吉田幸弘

部下がついてくる 動いてくれる リーダーの教科書

こんにちは。

 


コミュニケーションデザイナーの吉田幸弘です。

 

 

今日のご紹介は、室井俊男氏の著書です。

 

 

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■部下がついてくる 動いてくれる リーダーの教科書
■室井 俊男(著)
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部下育成のヒントが満載の一冊です。

 


各項目ごとに名言も載っているので、イメージが広がり、理解の助けになるかと思います。

 


それでは特に参考になったエッセンスをご紹介していきます。

 

 

●メンバーとリーダーや上司の意見がぶつかるのは、ほとんどの場合、考え方や意見が違うことが理由ではありません。

 


見ている観点が異なることが原因なのです。

 


どこから、どの角度で見ているかで、同じものでも見え方が違います。

 


例えば、富士山を見たときに麓で見える景色と、五合目から見える景色と、山頂で見える景色ではまったく違います。

 


それと同じだと考えるといいでしょう。

 


そして、それぞれの場所から見た景色はすべて事実なのです。

 


ですから、業務の中で意見の食い違いが起きたとしても、メンバーが間違っているわけではなく、否定されても困るわけです。

 


メンバーが容易に譲らなかったとしても無理もないことなのです。

 


リーダーとしてするべきことは、メンバーを説き伏せることではなく、考える前提の情報を与えることなのです。

 


高い視座からの意見を求めるのであれば、ハシゴや台を持たせなければなりません。

 


リーダーはさらに、自分の上司の視点も理解できなければ困ります。

 


さらに言えば、部署や部門、会社の考え方も理解する必要があります。

 


そして、会社をとり巻く業界や社会全体にも目を向ける必要があります。

 


(P29~30 引用)

 


リーダーは、相手によって視点が違うということを認識して対応していく必要がありますね。

 


●人間の脳は、肯定語と否定語の区別ができないそうです。

 


例えば「ピンク色の像を想像しないでね」と言われると、しっかりと頭の中で想像してしまいます。

 


職場の例で言えば「計算ミスをするなよ」は、計算ミスをしているイメージをより植えつけるわけです。

 


ですから「計算ミスをするな」ではなく、「必ず検算しよう」と言えば「検算」しているイメージがメンバーの心に残ります。

 


受けるメンバー側の印象はまったく違います。

 


「何度同じことを言わせるんだ」よりも、「指示を受けるときはメモをしなさい。そして確認のために復唱しなさい」のように、『して欲しい』内容を言葉にしましょう。

 


「心配するな」よりも「安心しろ」と言えば、残るイメージは「安心」です。

 


このように言葉を発するときは、肯定的な『して欲しい』言葉に変換することです。

 


リーダーであるあなたの言葉で、メンバーの行動に肯定的な影響を与えましょう。

 


(P65 引用)

 


私もかつてイライラしたとき、否定的な言葉を使ってしまっていましたが、部下は変わりませんでした。

 


肯定的な言葉で要望を伝える、大切なことですね。

 


●たとえメンバーの夢が今の業務とまったく関係がない職業、仮に立派な八百屋さんになりたいでも構わないのです。

 


この場合、「立派な」とはどういうことなのかを詳しく聞いていきます。

 


『お客様に愛される』『きちんと利益が出せる』『従業員をしっかり育てられる』『周りから信頼される』などと、深堀りしていきます。

 


いかがでしょう。

 


これらは現在の業務でも磨くことができるものではありませんか?

 


一見、現在の業務と将来にはあまり接点がないと感じられますが、少し深堀して因子分解していくだけで必ず共通点があるものです。

 


リーダーはその共通点を認識させて、そこを意識した言葉がけや育成を考えればいいのです。

 


「お客様から愛されるという点では、今回どんな行動を意識したらいいと思う?」「信頼をより勝ちとるために今月何をしていこうか」という具合です。

 


将来像を考えることは、今までのただ流れていた「現在」を「夢につながる現在」として捉え直すことになります。

 


そして、自分の夢と現在の業務をリンクさせて、強い動機づけをし、今、何を意識するべきか、どう行動するべきかを明確にするのです。

 


夢を共有し応援してくれている存在が近くにいることは、とても心強いことです。

 


リーダーであるあなたがぜひ、その役割をはたしてください。

 


(P120~121 引用)

 


コーチングによって、一見関係のないものを関係あると思わせるように導く。

 


こうすることで、部下のモチベーションは上がりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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