答えはすべて本に書いてある
こんにちは。
コミュニケーションデザイナーの吉田幸弘です。
今日のご紹介は、川上徹也氏の著書です。
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■答えはすべて本に書いてある
■川上 徹也(著)
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本書では、仕事や人生、恋愛などの各場面で壁にぶつかったときに読むといい本を108冊紹介されています。
私自身も困ったら、書店に行きます。
棚に並んでいる背表紙を眺めるだけで、解決のヒントが浮かぶこともあります。
本は万能な薬のようなものです。
幅広い範囲の本が紹介されており、読みたい本がたくさん出てきます。
それでは特に参考になったエッセンスをご紹介していきます。
●日本の学校では、「自分の考えを話す訓練」をすることはほとんどありません。
なのに社会人になったからと急に「自分の考えを持て」と言われても困ってしまいます。
とはいえ、求められているのだから応えなくては……ですよね。
「自分の考え」を持つための、とっておきの方法があります。
それはとにかく「本」を読むことです。
「この意見は本当なのか?」
「根拠は何なのか?」
など、本と対話しながら読むようにしましょう。
そのうちに、意見を求められた際、徐々に「自分の考え」を表明できるようになるはずです。
(P69 引用)
私もかつて上司に「お前は何も考えていないのか?」「もっと考えろ?」と言われていました。
上司は考えるヒントを出すべきなのですが、出してくれませんでした。
ただ優しい先輩が「もっと本を読んだ方がいいよ」と言ってくれました。
本で著者と対話しながら読むと、思考力もどんどん磨かれていきます。
●まわりの人が君のことをあれこれ言ったって気にしなきゃいいんだ。
台風は上陸したって半日で過ぎ去る。
大雨は、いくら振ったって二日とは続かない。
道につながる大自然でさえこの程度なんだ。
ましてや人間関係の騒ぎなんて気にすることはないのだ。
(P100 引用)
あまりいい例えではありませんが、テレビや新聞を賑わす凶悪犯罪の話も、1ヶ月もしたら話題にする人はほとんどいなくなってしまいます。
あなたがあることに挑戦した。
そして残念な結果になってしまうと、それをネタにする人がいる。
噂のタネにされると、その時はショックを受けるかもしれない。
でも考えてみましょう。
数日もたてば、そんな噂はしなくなる。
まわりにあれこれ言われても、気にする必要はないのです。
もう1点、本書にも書いてありますが、全員から好かれる必要はないと思うことも大切です。
全員に好かれようとすると、疲弊してしまいます。
それにどんなに素晴らしい人格の持ち主でも、全員からは好かれていません。
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