「昭和史」を歩きながら考える
こんばんは。
コミュニケーションデザイナーの吉田幸弘です。
今日のご紹介は、半藤一利氏の著書です。
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■「昭和史」を歩きながら考える
■半藤 一利(著)
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本書から読み取れる一番大事なことは、「集団的催眠」にかからないことである。
常識を常に疑ってみる。
成功のヒントは常識と思っていることの裏側にあったりする。
それに常識と反対のことをやれば少数派である。
多数派と少数派、どちらが成功する確率が高いかはいうまでもないだろう。
歴史の本なのに成功本のような紹介ですが。。
もちろん歴史好きの方にたっぷり楽しめる内容です。
それでは特に参考になったエッセンスをご紹介していきます。
●昭和26年までは占領の時代、昭和49年までは、自信回復の時代と呼べる
●ドイツの哲学者ヘーゲルの言葉に、「歴史から学ぶことができるただ1つのことは、人間は歴史から何も学ばないということだ」という言葉がある。
その通りです。
人間はあまり歴史に学ばない。
日本人は戦時中からあまり進化していないですね。
政治でも何でも先人のやっていることといま私たちがやっていることは、似たり寄ったりなんです。
たとえば、身近なところでいうと世論調査。
あれって、日本人がみんなそう考えている、みたいに見える。
でも、少々疑ったほうがいい。
戦時中でも現代でも、日本人は「集団催眠」にかかりやすい。
誰かが、あるひとつの方向に行くようにうまいことを言うと、「そうだそうだ」ってそっちにパーっと行きがちになる。
集団催眠にかかると、選挙でも何でも、とかく熱狂が始まるので気を付けなければいけないのです。
むすかしいことかもしれませんが、報じられることの理屈を自分なりに検証し、一人ひとりが冷静にならなければいけないのです。
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